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【英会話】10時5分はTen Five?ネイティブの実際の言い方は?徹底攻略英語の時間の言い方!

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。英会話フォービーの番場です。本日は英語での時間の言い方についてご説明します。単純に数字を並べて言えばいいんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、別の言い方や注意しなければいけない点もあります。本日は異なる時間ごとに英語の表現方法を学び、最後に本日の内容が理解できたかどうか確認テストをしましょう!

それではまず異なる時間について英語の表現方法を学んでいきます。

1.英語の時間の言い方

(1) 10:00

まず最初は10時です。10時を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten
2. ten o'clock
3. ten sharp

「o'clock」は「of the clock」の省略形です。アナログ時計を想像してみると、1から12の数字が円状に書かれてあります。時計の針がちょうどその数字に来た時に、「1 of the clock (時計の1)」と言って時間を表していたのが、「1 o'clock」のようになったんですね。そのため「o'clock」は「~時00分」ぴったりのときに使われます。

数字は1から12までしか書いていませんから、「13 o'clock」のようには言いません。その場合は通常「1 o'clock (in the afternoon)」または「1 p.m.」のように言います。ちなみに、Oxfordの辞書には「o'clock」は下記のように書かれてあります。

o'clock:
used with the numbers 1 to 12 when telling the time, to mean an exact hour
時間を伝えるときに 、その時間ちょうどを指すために、1 から 12 の数字とともに使用されます。

「sharp」については形容詞で「鋭い、とがった」という意味をご存じのかたも多いと思いますが、ここでは副詞で「ぴったり、ちょうど」という意味で使われ、時間の後ろに置かれます。副詞の「exactly」が同じ意味で使われることもありますが、その場合は時間の前に置き「exactly ten (o'clock)」となります。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(2) 10:05

10時5分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten oh five
2. five past ten
3. five after ten

ここで注意しなければいけないことは、単純に数字を並べた「ten five」とはならないことです。1分から9分は時計表示にすると数字の前に「0」が付きますが、その時間を英語で言うときは、「テン オウ ファイブ」のように「0(オウ)」を付けて読むのが普通です。また「ゼロ」とも言わないのでご注意ください。

「past」と「after」はここでは前置詞で「~を過ぎて」という意味になります。10時を過ぎて5分経つということになりますね。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(3) 10:10

10時10分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten ten
2. ten past ten
3. ten after ten

10分の場合はもちろん「0(オウ)」はつけずにそのまま「テン テン」と言いますね。「past」と「after」の使い方も、10時5分のときと同じです。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(4) 10:15

10時15分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten fifteen
2. quarter past ten
3. quarter after ten

「quarter」は「4分の1」を意味しますが、1時間の4分の1の「15分」という意味でも使われます。つまり、「quarter past ten」と「quarter after ten」は、10時を過ぎて15分、「10時15分」ということになりますね。「fifteen past ten」や「fifteen after ten」も使えなくはないですが、一般的ではありません。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(5) 10:30

10時30分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten thirty
2. half past ten

「half」は「半分、2分の1」を意味しますが、1時間の半分、2分の1の「30分」という意味でも使われます。つまり、「half past ten」は、10時を過ぎて30分、「10時30分」ということになりますね。「half after ten」を挙げた方もいらっしゃると思いますが、「half after ~」はなぜか使われません。「half past ~」と覚えてしまいましょう。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(6) 10:45

10時45分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten forty-five
2. quarter before eleven
3. quarter to eleven

「before」は前置詞で「~の前」という意味になるので、「quarter before eleven」で、11時の15分前、つまり「10時45分」ということになります。「to」は前置詞で「~まで、~の前」という意味があり、「quarter to eleven」で、11時まで15分、つまり「10時45分」ということになりますね。同様に前置詞の「till(~まで)」が使われる場合もあります。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(7) 10:50

10時50分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten fifty
2. ten before eleven
3. ten to eleven

こちらは今までのパターンをそのまま使えば問題ないですね。

それでは次の時間を見ていきましょう。

(8) 10:55

10時55分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. ten fifty-five
2. five before eleven
3. five to eleven

こちらも今までのパターンをそのまま使えば問題ないですね。

それでは次の時間はどうでしょうか?

(9) 16:00

16時を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. four o'clock (in the afternoon)
2. four p.m.

日本ではよく使われる24時間で時間を表現する言い方ですが、英語では一般的ではありません。「four o'clock」または「午後」を強調したいときは「in the afternoon」を付けたり、「four p.m.」と言ったりします。ただし、24時間で時間を表現する言い方は、軍隊や警察ではしばしば使われ、「16:00」は「sixteen hundred」と言われます。海外の映画を観るとこのような表現を聞くことがあるかもしれません。

ちなみに、午後を意味する「p.m.」はラテン語の「post meridiem(=after noon) 」が省略されたもので、午前を意味する「a.m.」はラテン語の「ante meridiem(=before noon)」が省略されたものです。

2.確認テスト

英語の時間の言い方をたくさん学びましたが、復習のために確認テストをしましょう。次の時間を英語で表現してください!

(1) 7:50

7時50分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. seven fifty
2. ten before eight
3. ten to eight

前置詞「before」、「to」の代わりに「till」を使ってもOKです。

それでは2つ目の時間です。

(2) 4:30

4時30分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. four thirty
2. half past four

「half after four」も言いたくなりますが、ネイティブスピーカーは使いませんでした。

それでは3つ目の時間です。

(3) 11:15

11時15分を英語で表現するとどうなるでしょうか?

1. eleven fifteen
2. quarter past eleven
3. quarter after eleven

「fifteen past eleven」や「fifteen after eleven」は一般的ではありませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?英語で時間を聞かれたら(「What time is it?」や「Do you have the time?」)、今日学んだ表現を使ってみてください!

同じ内容をアメリカ人講師がYouTubeで解説しています。とても声が良くて聞きやすい先生なので、発音の確認、リスニングの練習として是非ご活用ください!

この記事が皆さまの英語学習のお役に立てばうれしいです!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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