字が雑な子どもに「ていねいに書きなさい!」では伝わらない。字を練習する時のポイントはこれ!
保育園児から中学生まで、4人の子どもたちを子育て中です。
教育費を青天井にしないため、子どもたちの教育は「ほぼ塾なし家庭学習」で進めていて、小学生の子どもの家庭学習では、字をていねいに書いているかどうかを特によく見ています。
字を雑に書くクセがついてしまうと、いいことがありません。
せっかく書いた字の線が一本足らない。数字が0か6か判別がつかない。それでは、とてももったいないことになってしまいます。
わが家の小1次男は、今家庭学習で1日2文字ずつ書く練習を続けています。はじめは鉛筆を上手に動かせず、「し」や「へ」を書くのもひと苦労でしたが、練習を重ねることで、だいぶ上手に書けるようになってきました。
けれど、気を抜くとあっという間に雑になります(字をていねいに書く練習を楽しい!と思える子どもの方が少数派だと思いますので、次男の気持ちも理解できます・・・)。
そのため、数日に一度は、字をていねいに書かせるために次のような声掛けをしています。
- 「お手本をよーく見て書こうね」
- 「字をなぞるときは、鉛筆を丁寧に、はみださないよう動かすんだよ」
- 「お手本を真似して書くのがポイント!」
とにかく、「手本を見て真似する」ことを伝え続けます。
小さな子どもに「字を上手に書くんだよ」「丁寧に書きなさい」と言っても伝わりません。それは、上手な字というものを具体的にイメージしにくいからなのではと思っています。
子どもに何かを伝えるときには、子どもの頭の中に具体的なイメージが湧くようにすることが大切です。なので、「字をきれいに書きなさい」ではなく「お手本をよく見て、お手本を真似する」と伝えることが必要なのです。
上手に書けた字は「はらいが上手くできたね!」「きっちりと止めができたね」「バランスを取ることができたね」など、このときもお手本と比べつつ「お手本に似ているいいポイント」を伝えます。
逆に、雑な字や読めない字については「ここがお手本に似ていないね」とお手本と比べて指さしながら説明するようにします。
「お手本の字を見て真似する」ことにも、トレーニングが必要です。
字が雑になったり、お手本を見ていない様子があったら、また声を掛けるの繰り返し。自分でできるようになってもらいたいな~と思いながらも、繰り返し、繰り返し「お手本を真似るんだよ」と伝え続ける。
親も(というより親の方こそ)粘り強さが必要だなあと思いますが、地道に伝え続けることが大切だと考えています。
文・写真 ベリー
子ども4人、実家遠方のフルタイム共働き、60平米賃貸マンションに6人暮らし。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。教育費を抑えつつも成績上位キープを目指して、家庭学習9年目。中学1年生の1年間の教育費は約10万円。ラク家事、ラクご飯についての情報もブログやInstagramで発信しています。
Instagram: berry.kurashi(外部リンク)