【東京都中央区】銀座1丁目交番の屋根は何がデザインされているでしょう〜中央区トリビア、その8
日本橋と銀座の間にある「京橋地区」。その名の通り、かつては日本橋と銀座を結ぶ「京橋」という名の橋がありました。創架は江戸時代初期の1603年ごろと言われていますが、昭和38年京橋川の埋め立て工事の際に、撤去されてしまいました。銀座1丁目には、大正11年(1922年)改築時の上部に照明設備を備えるアール・デコ調の親柱が保存されています。
一番上にある丸いものは江戸時代にあった「擬宝珠(ぎぼし)」を模したものです。擬宝珠とは、格式の高い橋に付けられる飾りで、江戸の橋で擬宝珠が付いているものは「日本橋」「新橋」「京橋」の3橋のみだったそうです。
大正時代のモダンな親柱と中央通りを挟んだ向かいに立つ、銀座1丁目交番。その屋根の形が京橋の親柱と似ていることを発見!京橋を象徴する素敵なデザインですね。
中央区には、銀座1丁目交番の他にも、数寄屋交差点、日本橋の角などに特徴的なデザインの交番があります。中央区のシンボルとして、どうか改築などせず、このままの建物を使い続けて欲しいです。
【銀座1丁目交番】
住所:東京都中央区銀座1-2-4