【ゴルフ】理想的なアイアンショットをするために大切な正しいクラブヘッドとボールのコンタクト
番手のロフト角によって、理想的なアイアンショットが異なる
ロスなくボールに力を伝えて番手なりに飛距離を出す上で重要な項目の一つに「打ち出し角」というものがある。理想的な打ち出し角は、使用クラブのロフト角やヘッドスピードによって変わる。
男子プロの7番アイアンはロフト角が34度前後で、ショットの打ち出し角が16度前後。女子プロの7番アイアンのロフト角は31度前後で、ショットの打ち出し角が19度前後が多い。
高い弾道は飛距離をロスしている可能性
打ち出し角が適正でなければ飛距離をロスする可能性が高まる。また、低い場合よりも高い場合の方がロスしている可能性が高まる。打ち出し角が高すぎて飛距離をロスしてしまっているゴルファーは少なくない。
「いい当たりをしているのに番手なりに飛距離が出ない」と感じているゴルファーは、打ち出し角が高過ぎるかもしれない。
打ち出し角が高いということは、インパクト時にロフト角が大きくなる傾向にあるということ。つまり、クラブヘッドが手よりも先行したハンドレイトインパクトになっている可能性が高い。
ハンドファーストインパクトとダウンブローの両立
アイアンショットで理想的な打ち出し角を実現するためには、適度にロフトを立てる必要がある。手がクラブヘッドよりも先行した状態でインパクトするハンドファーストインパクトと、クラブヘッドが下降しながらインパクトする適度なダウンブローの両立が必要なのだ。
ハンドファーストにしながら左手首を手の平側に折って掌屈させ、右手首は甲側に折って背屈させると、ダウンブローと両立させやすくなる。
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【ゴルフ】目指すはハンドファーストインパクト アイアンで飛距離と方向を両立させられる手首周辺の動き(Yahoo!ニュース エキスパート)
ターフがとれるインパクトを目指す
理想的な打ち出し角になるインパクトは、正しくヘッドとボールがコンタクトしやすいインパクトといえる。
ハンドファーストインパクトとダウンブローを両立することで、ボールの目標側のターフが削れるようになる。プロのトーナメント中継では、ターフが削れるアイアンショットを見ることが多いと思うが、それは、これができているからなのだ。
ハンドファーストとダウンブローの両立は、やや難易度が高い動きとなる。しかし、飛距離も向上し、方向も良くなる期待が持てるので、目指してみてはどうだろうか。
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アイアンショットはハンドファーストインパクトとダウンブローの両立が必要(GOLFERS SUPPORT)