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前期プレーオフと同じ豪華カード! 10月26日、王将戦リーグ▲永瀬拓矢王座-△豊島将之竜王

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 10月26日。東京・将棋会館において第71期ALSOK杯王将戦・挑戦者決定リーグ▲永瀬拓矢王座(29歳)-△豊島将之竜王(31歳)戦がおこなわれます。

 本リーグ、最終戦は一斉におこなわれますが、途中までの進行は各棋士によって多少のバラつきがあります。現在は羽生善治九段がすでに4局を指し、3勝1敗で走っています。

 現在までまだ1局の永瀬王座。1回戦では羽生九段に勝ちました。

 豊島竜王は広瀬章人八段に負け。糸谷哲郎八段に勝ち。羽生九段に負け。3局指して現在1勝2敗です。

 豊島竜王は本局で敗れると3敗目となります。過去に4勝2敗で挑戦権を獲得した例はありますが、3勝3敗では1度もありません。

 両者は前期リーグでともに5勝1敗。プレーオフで挑戦権を争い、永瀬王座が勝ちました。

 両者はちょうど1週間前の10月19日、A級順位戦で戦い、豊島竜王が勝っています。

 両者の過去の対戦成績は8勝8敗2持将棋で五分です。

 永瀬王座の今年度成績は18勝11敗(勝率0.621)です。

 豊島竜王の今年度成績は16勝14敗(勝率0.533)です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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