豚骨王国福岡の地で多様化するニーズに逸早く対応〈鶏塩と醤油の美しい2つのラーメンで非豚骨の礎を築く〉
福岡県福岡市博多区博多駅南。2017年の創業で今年7周年を迎えた〈博多鶏塩らぁめん みやびや〉。豚骨文化の“博多の地”で新しいらぁめんを、というコンセプトのもと、創業当時から徐々に多様化しはじめたラーメンの多岐にわたるニーズに逸早く対応した非豚骨系の“知る人ぞ知る”名店だ。
メニューは鶏塩と醤油の二枚看板
厳選されたこだわりの食材を使用した2つの「らぁめん」を開発。一つ目は店名にも掲げられている淡麗系「鶏塩らぁめん」。国産赤鶏と利尻昆布をバランスよく使用し食材の仕込みから火加減まで独自の調理法で旨味を最大限に引き出したスープ。そのスープに旨味、塩味、甘味と、それぞれ特徴のある3種類の塩をブレンドした濃厚な塩ダレを合わせた逸品。
もう一つは「醤油らぁめん」で、大分県の水郷「日田」で生まれた香り豊かな醤油に数種類の野菜を加えて旨味をグッと凝縮した醤油ダレに仕上げている。それをベーススープに合わせた逸品。どちらも見た目も美しく味わいも甲乙つけがたい至極の一杯に仕上がっている。
この日は、淡麗の美味しい「鶏塩らぁめん」が食べたくなり、開店直後の11時半に訪問。店内は入って右手にカウンター席、左手に4人掛けのテーブル席が2つという構成。一人での来店なので入口すぐのカウンター席に座らせていただきメニュー表と睨めっこ。
そういえば前回も前々回も「鶏塩らぁめん」だったことを思い出し、今回は「醤油らぁめん」を選択し「煮玉子」を追加でトッピングした。それと名物の「鶏めし」も忘れずに注文。醤油らぁめんができ上がるのを待つ間、先にいただくいつもパターン。(※平日のランチタイムに限り、いずれかの「らぁめん」と「鶏めし」を一緒に注文すると50円引きになるサービスがある)
鶏めしといってもお茶碗に盛られたものではなく、ちょっと大きめな「鶏めしのおにぎり」で、しっかり目の味付けがたまらない美味しさで、らぁめんの相棒としても最高の逸品。それを頬張りながら待つこと少々。
配膳された「醤油らぁめん」の煮玉子入りは、「鶏塩」の上質でやさしい味わいとはまた違ったしっかりとした醤油の主張が感じられる一杯。醤油の旨みや色味が表現されながら、奥底にあるベーススープの存在感がまさに秀逸。
食材の選択から盛りつけの美しさまでもが際立っていて、前回来た時の美味しさの記憶を毎回上書きしてくれる旨みあふれる至極の一杯。合わせる麺は「製麺屋慶史」謹製の細めのちぢれ麺でモチッとした独特の食感。スープとの絡みも抜群にいい。
博多駅南地区は、新旧のマンションが多く建ち並ぶ住宅地で、周りにはオフィスや飲食店、学校なども混在するも地域で、博多駅からも徒歩圏内という立地。お店の周辺には有料駐車場もいくつかあるので車でも安心。
店内はカウンターが7席ほどで、4人掛けのテーブル席が2つという構成なので、お一人様でも、ご家族連れや4人くらいのグループでも訪れやすい。ただお昼のピーク時は、周りの駐車場も含め混雑必至なのでご注意を。博多駅方面へお越しの際は、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
博多鶏塩らぁめん みやびや
住所 :福岡県福岡市博多区博多駅南2-7-10[地図]
営業時間:11時30分~15時00分(昼)
:18時00分〜22時00分(夜)
定休日 :不定休 ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり