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NCフェッドが6回1安打無失点、12奪三振で19勝目。投手三冠見えた<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
19勝目を挙げたエリック・フェッド(写真:NCダイノス)

19日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

チャムシル球場で行われた3位NCダイノスと4位トゥサンベアーズの対戦は、2-1でNCが勝利。

NCの先発エリック・フェッドは6回106球を投げて被安打1、無失点と完璧なピッチング。フェッドは小さく曲がるカーブを低めに集めて空振りを誘い、150キロ台のツーシーム、140キロ台後半のカットボールを右打者の外角いっぱいに決めて三振の山を築いた。

奪った三振は6連続を含む12個。今季ここまで181奪三振で2位以下と大きく差をつけている。タイトル獲得の可能性が高まった。フェッドはリーグトップの19勝目(6敗)を挙げ、防御率も2.13で1位。投手三冠も見えてきた。

敗れたトゥサンの連勝は7でストップした。

◇9月19日(火)の結果

・トゥサン 1 - 2 NC(チャムシル)

 勝:フェッド

 敗:チャン ウォンジュン

・KT 7 - 1 サムスン(スウォン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:ファン ドンジェ

・ハンファ 3 - 5 SSG(テジョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:チャン ミンジェ

・KIA 3 - 4 LG(クァンジュ)

 勝:イ ジガン

 敗:ヤン ヒョンジョン

・ロッテ 3 - 6 キウム(プサン)

 勝:キム ソンジン

 敗:キム ウォンジュン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「最下位キウムが連敗を8で止める」

最下位10位のキウムヒーローズが連敗を8でストップ。SSGランダーズも連敗が5で止まった。一方でKIAタイガースは連敗を6に伸ばして6位に転落。代わってSSGが5位に浮上している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

キウム戦での出場はなかった。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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