「神石牛」は、神石高原町で生産されるブランド牛です。脂っこくなく、非常にやわらかい肉質が特徴で、和牛の中でも最高峰との評価もあります。

神石牛のおいしさを知ってもらおうと、神石牛の生育から手掛けている株式会社MSERRNT（マサーント）は、2024年4月には東京・西麻布に「焼肉 神石」を開きました。そして、9月26日（木）には福山駅前のNEWCASPAに「Premium焼肉 神石」もオープン！

プレミアムな神石牛の旨さを味わいに、行ってみましょう！

神石高原町の恵みを堪能

お店があるのはNEWCASPA1階の、最も福山駅寄りの一角です。ランチタイムにお邪魔すると、店内には食事を楽しんでいる数組のお客さんがいました。

注文は2次元バーコードからでも、店員さんからでもOKとのこと。

なお、このお店では現金決済ができないのでご注意ください。クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済のみです。

メニューを開くと、まずはお肉やそのほかの焼き物、サイドメニューなどが並んでいます。

おすすめを聞いてみました。

「ランチですと、たとえば神石牛ハンバーグ（税抜900円、以下同様）など1品とサラダバー（780円）、ライス（250円～）、を組み合わせて注文される方が多いですね。もちろん、焼肉も人気です。

お食事の方には、無料でデザート1品とお茶がつきます」。

ハンバーグやオムライスやキーマカレーにも心惹かれましたが、ここはやはり肉ですよね。2人で神石牛カルビ（2,680円）とサラダバー2つ、ライスを2つ注文しました。

目の前に刺激的すぎる冷蔵ケースがあります。うーん、おいしそう！期待が高まります。

冷蔵ケースの上には、神石牛の認定書が鎮座していました。

お肉を待つ間にサラダを取ってきましょう。90分食べ放題のサラダバーの野菜も、神石高原町産が中心です。

色とりどりの野菜を前に、どれを選ぼうか迷ってしまいます。

神石高原町の特産品であるトマトをはじめ、カラフルな野菜が並んでいます。

野菜の種類は季節によっても変わるそうです。

ドレッシングは6種類あります。こちらはすべて自家製オリジナルです。

サラダの上に振りかけるトッピングも6種類あります。組み合わせの可能性がありすぎて、ああでもないこうでもないと考えてしまいます。よく考えたら、おかわりすればいいだけの話なのですが。

悩みに悩んで盛り付けた筆者のサラダがこちら。しまった！悩みすぎてトマトを忘れた！もちろん、このあとトマトをメインにおかわりしました。

サラダを選んでいる間に、お肉がきました。どうです、この美しいお肉！添えてあるのは神石産のこんにゃくです。

さっそく焼いていきましょう。牛脂を網に塗って、肉を載せます。

メニューにはお肉のおいしい焼き方が書いてありました。

「カルビなどサシが多いお肉

しっかり焼き目（きつね色）が付くように焼いて、ひっくり返します。あんまりいじらないで、ある程度焼き色が付いてからひっくり返すようにしてお召し上がりください。　

※焼き上がり後、10秒置いて寝かせるとよりおいしくいただけます。」

それぞれのお肉に合わせた焼き方が載っているので、チェックしながら焼くのがおすすめです。

焼けました！おいしく食べるため、10秒寝かし中……8、9、10！

GO！

タレをつけていただきます！

やわらか～～～～～い！

おいし～～～～～い！

カルビってこれほどやわらかかったんでしたっけ？

タレはフルーティでさっぱりしていて、お肉の旨さを引き立たせます。タレの付いたお肉をオンザご飯して頬張る至福のとき。神石の恵みに感謝しながらいただきました。

途中でこんにゃくも焼きます。食感が変わって楽しいですね。そしてこの焼いたこんにゃくの旨いこと。こんにゃくだけ追加で食べたいくらいです。

最後の1枚を焼くのは、なんだか寂しい気持ちでした。そして、とびきりおいしく感じる1枚でもありました。

デザートはシャーベット・マンゴープリン・杏仁豆腐の3種類から選べます。

この日のシャーベットはラ・フランス。焼肉のあと、口をスッキリ爽やかにするにはぴったりでした。お茶はとうもろこし茶です。

杏仁豆腐も本格的な味でした！

サイドメニューやドリンクも豊富

Premium焼肉 神石は「終電2分前まで飲めるドリンクスタンド」を併設しています。

サイドメニューやドリンクはこちらのドリンクスタンドと共通なので、種類が豊富です。

店長の松川浩英（まつかわ ひろひで）さんに、お話を聞きました。

「私たち株式会社MSERRNTでは、自社で神石牛を生産しています。通常の和牛より長めの30か月をかけ、ストレスのない環境下で育てる神石牛のお肉は、脂の融点が低いので口の中でとろけ、柔らかな食感となります。

人気のメニューは、カルビと赤身、ホルモンとこんにゃくを盛り合わせた『スーパーミックス盛り（3,280円）』ですね。ホルモンには神石産の神龍味噌のもみダレを使っていますし、こんにゃくも神石の特産のひとつですから、一皿でバランスよく神石牛のおいしさを楽しんでいただけます。

サイドメニューにも力を入れています。どれもおいしくお作りしていますが、中でもおすすめは『灼熱辛口閻魔ラーメン（980円）』。煮崩れしない麺を使っていて、辛さの中に旨みを感じられるスープです。焼肉の締めにぜひ食べていただきたいですね」

神石高原町に関心をもってほしい

神石牛の生産量は年間わずか400頭ほどで、「幻の和牛」とも呼ばれているそうです。東京・西麻布の「焼肉 神石」と、福山の「Premium焼肉 神石」が目指すのは、神石牛のおいしさを知ってもらうこと。

株式会社MSERRNTは、自分たちの手で神石高原町を元気にしたいと、キャンピングカー事業や神石高原町のツアーなども手掛けています。

「備後地域の玄関口である福山市の、しかも福山駅前に出店したのは、神石の食材を知り、神石という町を知ってもらうためです。神石高原町に関心を持っていただき、神石高原町に足を運んでもらえればと思っています」

次のお休みには、神石牛をはじめおいしいものがたっぷりある神石高原町へ、出かけたいと思います。