レアな濁り湯デーはいつ?新源泉で温泉卵が美味しくなった?源泉掛け流しが自慢の矢板市の温泉まことの湯
矢板市は「おしらじの滝」といった名所はありますが、温泉的には那須・塩原や、日光・鬼怒川方面に比べると知名度が低い。しかしそれ故に観光客より地元の人の利用が多い良質な温泉が見つかるかもしれません。
今回ご紹介するのはそんな温泉の一つ「矢板温泉 まことの湯」です。自家製の温泉卵やナルコユリを使ったハーブティーや餃子が食べられ、お洒落なカフェも併設しています。
レアな濁り湯の日の条件や、新源泉で美味しくなったと評判の温泉卵についても詳しく紹介します。
源泉掛け流しの「矢板温泉 まことの湯」
玄関わきに足湯も
さて、「矢板温泉 まことの湯」は、日帰り温泉と宿泊の両方を兼ね備えた温浴施設です。宿泊については別記事(文末で案内)で詳しく紹介しますので、ここでは日帰り施設である温泉、食事処、隣接するカフェなどを案内していきたいと思います。
まず玄関わきの足湯。この足湯の大きさを見ただけで、湯量豊富なんだなと思います。だってふつう足湯って、もっとちっちゃくありませんか?
玄関を入ると、下足ロッカーの奥に受付があります。
内湯と露天風呂を紹介
お風呂は男女別で入れ替えはありません。といっても内湯も露天風呂もほぼ左右対称であるだけで男湯も女湯もほとんど変わりません。
内湯の浴槽は2つ。温泉浴槽と、水風呂の浴槽。さらに手前にもう一つ掛け湯槽があります。
泉質はナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物温泉。pHが8.7とアルカリ性なので肌のクレンジング効果に優れ、保湿の働きを持つ硫酸塩泉と保温の働きを持つ塩化物泉の合わせ技で、しっとりした湯上りの肌が実感できる温泉となっています。
温泉浴槽には温泉と冷鉱泉が入っています。しかし循環などはしていない掛け流しで、お湯の使い方もザバザバとたいへんに贅沢。
熱めの温泉でのぼせそうになったら、隣の水風呂へ。温泉だけでなくこの水風呂がとても良いとファンも多いのです。
露天風呂は開放感に溢れていて、周辺の緑や空を眺めながら入ることができます。
矢板温泉まことの湯の温泉は濁り湯になる日もある?
矢板温泉のお湯は無色透明ですが、汲み上げポンプを止めると一時的に濁り湯になるそうで、清掃の関係で月に一度ポンプを止めることから、第4木曜日はレアな濁り湯になる可能性大。濁り湯の日は特に肌がすべすべになるとお客さんにも好評だそうですよ。
ちなみに「まことの湯」の温泉は、元々は70度以上の源泉を使用していましたが、2020年末にポンプに不具合が出て、2022年4月からは新たに2号源泉を使用しています。新しい源泉は泉質などはほぼ同じですが、温度が少し下がって64度ほどに。
以前の源泉が使えなくなってしまったのは、温泉が枯れたからではなく、詰まりやすい成分のお湯なのでお湯を上げることができなくなってしまったことにあります。つまりそれだけメンテナンスが大変な温泉だということですね。
源泉の温度が変わると温泉卵も変わる
さて温度が下がったことで、「まことの湯」名物の温泉卵作りにも影響が!
70度以上の温泉を使えば、これまで15~17分程度で作れていた温泉卵ですが、温度が64度になったので2時間ほど掛かるようになりました。その代わりに長時間温泉に浸かることによって、味が美味しくなったのだとか!怪我の功名かもしれません。
お食事処「まこと庵」と「カフェ・ヴェリテ」
食べ物の話になったところで、続けて食事処の紹介をしましょう。
自慢の自家製ナルコユリが飲める食べられる「まこと庵」
お食事処「まこと庵」で最初に注目したいのは自家製ハーブティ。なんと無料で呑むことができます。中でも敷地内で栽培するナルコユリを使ったナルコユリ茶は、他ではなかなか飲めない珍しいお茶。ピーナッツのような香ばしい味がするのでぜひお試しあれ。
ナルコユリは"ユリ"と付きますが、ユリ科ではなくキジカクシ科の植物で、滋養強壮の働きがあるとして、生薬の原料にも使われています。
「まことの湯」のナルコユリ茶はティーバッグは販売もしているので、気に入ったら購入もできます。
「まこと庵」ではナルコユリを使った餃子も食べられます。くせはなく、ねっとりと粘り気のある歯ごたえがくせになりそう。普通の餃子のように醤油をつけても美味しく食べられますが、オススメは岩塩です。あっさりとした塩味が餃子のうまみを引き立てます。
定食や丼物、デザート類も充実しています。画像のようにミニサイズの丼もあるので、小食な人やいろいろなメニューを食べてみたい人でも安心です。
お洒落な「カフェ・ヴェリテ」
お食事処「まこと庵」のほかに、隣には本格的なコーヒーと、ランチやケーキが楽しめる「カフェ・ヴェリテ」が営業しています。
「まことの湯」に入館しなくても外から入店できる「カフェ・ヴェリテ」ですが、「まことの湯」の館内から直接行かれる入口もあります。
ケーキの味わいも本格的。温泉の後にお洒落な時間が過ごしたければ、こちらのカフェをぜひご利用ください。
「矢板温泉 まことの湯」の宿泊できるのは、オトクなビラ矢板と、豪華なグランピングの2タイプになります。詳細はこちらの記事をご覧ください。
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矢板温泉 まことの湯
住所:栃木県矢板市館ノ川695-28
電話:0287-43-8800
日帰り温泉営業時間:9:00~21:30
定休日:第2・4水曜日(祝日の場合は翌日、お盆などで定休日が変更になることもあります)
入館料:大人平日600円、土日祝日800円、4歳~小学生300円、乳児無料
公式サイト:矢板温泉 まことの湯(外部リンク)
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