【写真の片付け】捨てられない!が解決した3つのポイント
元海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。
皆さんは「写真の片付け」ができていますか?わたしは30年間も片付けが苦手で、特に写真など思い出のモノが捨てられずに溜めこむ一方でした。しかし、大人になってから片付けを学び「写真の残し方」を自分なりに決め、9割の写真を捨てたら大満足のアルバムができました。
以前のわたしと同じように「なんとかしなければ」と思うものの、やり方も捨てる決心もつかず先のばしにしている方は、ぜひ本記事をご一読ください。
「写真」が捨てにくい理由
二度と同じ写真が手に入らない
どれを残すかとても悩む
量が多すぎて面倒に感じる
などの理由から、写真や思い出のモノは捨てにくいモノのひとつです。しかし、いつまでも目を逸らすわけにはいかないモノでもあります。
1.「何のために」写真を残すのか?
家族の成長の記録を残したい
思い出の振り返りに使いたい
わたしの場合、片付けが元々苦手なこともあり「なんとなく」始めると、絶対に途中で「片付け迷子」になってしまうので、写真を片付けるにあたって、まず最初にしたことは「何のために」写真を残すのか?という自分への問いかけでした。
そして、自分なりに写真を残す理由を整理して「家族の成長の記録を残すため」と「思い出の振り返りに使いたい」の2つが、わたしが「写真」を残したい理由だと考えをまとめました。
2.「思い出を振り返る」時間はどのくらい?
次に考えたのが、アルバムを見ながら「思い出を振り返る時間」は具体的にどのくらいの長さだろう?ということ。頑張ってたくさんのアルバムを作っても置く場所がありませんし、そもそも自分が頻繁に何時間もアルバムを眺めることもありません。
現在の生活と今年71歳を迎えた両親を参考にした結果、老後も含めてアルバムを見ながら思い出を振り返る時間は、「1年に1回で、長くても1時間くらいだろう」とあたりをつけました。
20年分の写真を1時間で見るには
20年分の写真を1時間で見るためには、1年あたり何枚の写真を残せるのでしょうか?(期間を20年に設定したのは、子育て期を中心に写真をまとめようと思ったからです。)
わたしにとって「アルバムを眺める」というのは、「あの時はこうだったね」と家族で昔話に花を咲かせながら、若しくはゆっくりとひとりでお茶でも飲みながら、というイメージです。そんなイメージで1時間内に見れる量を考えると、わたしの場合はアルバム2冊ほどが上限だと思いました。ということは、10年間の思い出が1冊に収まる程度にアルバムを作っていけば20年分の写真が2冊できあがる、と考えました。
そうすると、「わが家のアルバム」として買ったモノは見開き1ページが1年分のスペース。見開き1ページ分の写真は全部で12枚貼ることができます。写真1枚分は、子どもの年齢を書くスペースにしたかったので、残す写真は1年分が11枚ということに決めました。
3.どの写真を残すか?
1年間で11枚の写真を残すにあたり「どんな写真を残したい?」と夫に意見を聞いてみると「どんな写真でもいいよ」とのこと。
特にアルバムづくりに興味がない様子から(夫の意見を聞かなくて良いならサクサク進む!と)、ありがたく写真の整理はわたしの独断と偏見で進めることにしました。その結果、
その年の「見どころ」を中心にまとめる
年に1枚は家族写真を入れる
数の少ない夫の写真も入れる
などの写真を、1年分としてまとめることに。
1年分が11枚だと少ないのですが、大して使わないアルバムを増やす方がイヤなので、小さくでも構わない写真は、コラージュ機能のある無料のアプリを使って1枚に3、4枚の写真をまとめて印刷しています。
正解がないから難しい写真の整理
写真には「データで残す」という方法もあります。ただ、転勤族で面倒くさがりでアナログ人間のわたしは「きっとデータで残しても見ない」と思い、わが家の思い出は「写真」として残すことにしました。
一方で、広い一軒家を持ち、カメラが趣味の友人の写真の片付けの相談にのった際は、最終的に1年に1冊アルバムを作り1年分をデータにもまとめることになりました。
このように、正解がないからこそ難しい写真の片付けですが、「写真への思い入れ」「見る頻度」「置くスペース」などから「写真の残し方」を考えていくと、「わが家にとってベストな方法」が見つかりますよ。