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【鳥取】JR米子駅前のモニュメントが「銀河鉄道999」に見える?いえいえ、実は違うんです!

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回はJR米子駅で見られるモニュメントについて紹介しましょう。パッとみたら「銀河鉄道999」が頭に浮かぶ。しかし作品とは全く無関係らしい。では、これは一体何なのか?

JR米子駅に隣接する「だんだん広場」という公園にそのモニュメントはある。当駅はJR山陰本線・境線・伯備線が離発着している山陰の要所。そして、ここは山陰地方で最初に鉄道が開通した場所でもあるという。

つまり、ここは「山陰鉄道発祥の地」で、このモニュメントは「空を駆ける鉄道」というワケだ。ちなみに「だんだん広場」の”だんだん”は米子の方言で”ありがとう”の意味だそう。

空に向かう線路、宇宙への旅、と言えば「銀河鉄道999」をイメージをしがちだが、実は宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」がモデルになっているのだとか。

米子の駅前に出会いと交流を深める空間として「だんだん広場」が整備され、「山陰鉄道発祥の地」と宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」をかけ合せたのがこのモニュメントです。
『米子観光ナビ』より引用(外部リンク)

今回の記事掲載にあたり米子市の観光課に連絡すると「誤解が無いようにだけお願いします」とのこと、以下に少し整理しておきたい。

確かに「銀河鉄道999」と「銀河鉄道の夜」はビジュアルにするとイメージが似ている。でも違うのだ。

「銀河鉄道の夜」とは?
『銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治の童話作品。孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語で、宮沢賢治童話の代表作のひとつ。
銀河鉄道の旅は、銀河に沿って北十字から始まり南十字で終わる異次元の旅であり、ふたつの十字架はそれぞれ石炭袋を持っている。石炭袋が一般に暗黒星雲だと知られるようになったのは最近のことであり、かつては天文分野の専門書でもしばしば「空の穴」と表現されていた。賢治は南北ふたつの石炭袋を冥界と現世を結ぶ通路として作品を構成したとされている。
『ウィキペディア』より引用(外部リンク)

いずれにせよ、共に日本を代表する名作である。

「銀河鉄道999」とは?
舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。宇宙の多くの裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、機械化人の迫害の対象にされていた。そんな中、機械化人に母親を殺された主人公の星野鉄郎が無料で機械の身体をくれるという星を目指し、謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。
『ウィキペディア』より引用(外部リンク)

そして、モニュメントの下には星座が描かれている。

山陰鉄道発祥の地、そして歴史的な交通の拠点となる地のシンボルとなり、多くの観光客に親しまれている。

案内によると、1902年(明治35年)境港~米子~御来屋間に山陰地方で最初に鉄道が開通されたという。この境港~米子は現在の境線となる。

明治45年に山陰本線の京都~出雲市、昭和3年には伯備線の米子~岡山がそれぞれ開通となっている。

尚、JR米子駅の境線には「霊番のりば」があるという噂も…。

正しくは「0番乗り場」で同線は沿線にある境港市が水木しげる氏の出身地であることに因み「鬼太郎列車」が運航されている。

次の旅先は鳥取県など如何でしょうか。境港では「水木しげる記念館」がリニューアルオープンして盛り上がってますよ。

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米子駅前だんだん広場
住所:鳥取県米子市弥生町2−20
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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