【現役保育者が伝える】こうしたら楽しくなった!忙しい秋学期の保育のコツ!
忙しい秋学期。
運動会に発表会などの大きな行事、お芋掘りに遠足などの園外の行事、敬老の日や勤労感謝の日などの秋の製作、クリスマス会。子どもたちにとっては楽しい行事ですが、保育者の仕事量は膨大です。
それに加え、毎日が慌ただしいからなのか、子ども達のトラブルも増加しがち。
保育者自身も日々追われ「やらされている感」「こなしている感」が強くなってしまい、それが子どもにも伝わってしまうともっと楽しめない状況に。
そんな慌ただしい毎日に心も体も休まらず、疲労困憊になっている方も多いと思います。
今回は、そんな中でも、保育が楽しいと思えるようになったコツがあるのでお伝えします。
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
しっかりねらいを持つ
日々の保育に”ねらい”がさだめられていると思います。
でもその”ねらい”、日々追われている中で書類上だけになっていないでしょうか?
何のためにその活動をするのか、そのためにはどういう伝え方をすればいいのか、どうすれば活動に集中できるのか。そして一番は、子どもたちが楽しむにはどうすればいいのか。
ただ”こなすだけ”になってしまっていると、自分にも子どもたちにも楽しさは生まれません。考えたねらいをしっかり頭に入れて、子どもたちの”楽しい””学び”へと繋げられるようにしましょう!
子どもたちの成長を見られることは、自分のやりがいにも繋がります。
今やるべきことに集中する
次々に迫ってくる行事に「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」「子どもたちにも、これを早くやってもらわなきゃ」と目の前のことに集中できないでいませんか?
特に、新人さんや転職したての方などは、先のことが不安で気持ちだけが焦ってしまい、目の前のことに集中できなくなってしまうこともあるかと思います。
でも、それでは楽しむどころかミスや子どもたちの混乱に繋がり、忙しい秋学期がもっと辛いものになってしまいますよね。
なので、先生も子どもたちと一緒に、今目の前にあることだけに集中しましょう。
目の前だけに目を向けることで、子どもたちの満足度に繋がるだけでなく、先生の充実感にも繋がりますよ!
子どもたちも自分も休憩
運動会、発表会などの練習をしながら、季節の製作やその他カリキュラムが沢山で、毎日が目まぐるしいと思います。
子どもたちも日々新しいことを楽しんではいるものの、決まったことをやることに疲れてしまっている子や、プレッシャーを感じてしまっている子も。それは先生も同じですよね?
そんな中で無理矢理進めても、良い学びや成長には繋がりませんし、先生も子どもたちも「行きたくない」「やりたくない」の始まりです。
そうなる前に、日中の保育の中で自由に遊ぶ時間を設けるようにしましょう。
一度、決まったことから解放されて、自由に動くことができる時間を設けることで、先生も子どもたちも息抜きができ、再び活動に集中しやすくなりますよ!
「練習頑張ったから遊ぼうか!」と声掛けしたときの子どもたちの表情は、達成感と期待感に満ちた笑顔でした!
子どもたちと一緒に自由時間を楽しみましょう!
【終わりに】
自身も必死にこなすだけの毎日を経験しました。
いくら子どもたちが可愛くても、そんな毎日にうんざり。でも、毎日今やるべきことをしっかり考え、どうしたら子どもたちと自分の充実感と学びに繋がるかを考えました。
そして、それに加え息抜きも取り入れたところ、忙しくても日々の保育が充実したのです。
もし今追われているだけで辛いようだったら、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。