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10年目にブレイクの筋肉くん 満塁で走者一掃の決勝二塁打を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
走者一掃の決勝二塁打を放ったソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)

11日のKBOリーグは4試合がナイトゲームで行われた。

LGツインズ-キウムヒーローズ(チャムシル)は5-5で迎えた8回表、キウムが2死満塁のチャンスを作ると3番ソン・ソンムンがセンターオーバーの二塁打。3人の走者が還ってキウムが8-5と勝ち越しに成功した。キウムはさらに1点を追加し、9-5で勝利した。

決勝打のソン・ソンムンは5打数3安打3打点の活躍。ソン・ソンムンは勝負強い打撃が特長で、プロ10年目の28歳となった今季は確実性と長打力もアップした。ここまでリーグ4位の3割4分2厘、自己最多の17本塁打をマークしている。

打点もこれまでの成績を大きく上回る、チームトップの96打点を記録。100打点も見えてきた。

オフにウエイトトレーニングを強化したソン・ソンムンはタイトなユニフォームを着こなし、昨季より発達した筋肉を袖口からのぞかせている。

試合前練習時のソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)
試合前練習時のソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)

映像:ソン・ソンムンの適時二塁打(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇9月11日(水)の結果

・LG 5 - 9 キウム(チャムシル)

 勝:キム ソンギ

 敗:ハム ドクチュ

・SSG 2 - 10 ロッテ(インチョン)

 勝:ナ ギュンアン

 敗:キム グァンヒョン

・KT 2 - 1 NC(スウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:イ ジェハク

・ハンファ 1 - 10 サムスン(テジョン)

 勝:イ スンヒョン#20

 敗:バリア

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「11月にキューバと強化試合」

11月中旬に行われるWBSCプレミア12を前に、野球韓国代表チームがキューバ代表と強化試合(評価戦)を行う。11月1日、2日にコチョクスカイドームで2試合を実施。キューバとの強化試合は2015年以来3度目となる。

◆「新人ドラフト終了」

11日、ソウル市内のホテルで来年2025年入団の新人選手を選ぶ、「2025KBO新人ドラフト」が行われた。昨年の下位球団から順番に選手を指名する「完全ウエーバー制」で行われ、11ラウンドまで110選手が指名された。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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