朝10時からオープン!天然酵母と国産小麦で作ったハード系のパンが堪能できる!ルヴァン 信州上田店
別名・発酵通りと呼ばれる北国街道柳町で、大人な長野パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは長野県・上田。
東京から行く場合、北陸新幹線に乗り約90分。ちょうど軽井沢駅と長野駅の間にあります。今回、上田に行った最大の目的は、天然酵母パンの草分け的存在であるルヴァン信州 上田店に行くこと。
パン好きにとっては有名なルヴァンだけれど、知らない方のために説明すると…
1989年に渋谷区富ヶ谷の井の頭通り沿い(最寄り駅は小田急線の代々木八幡・代々木公園)に天然酵母のパン「ルヴァン」をオープン。様々な種類の天然酵母と国産小麦、塩と水を使ったシンプルな味わいのパン作りが特徴。その後、2004年にオーナーである甲田氏の故郷・信州の上田オープン。ずっと気になっていて、やっと行ってくることが出来ました。
朝は9時からオープンしていて、お昼に向かうにつれて品数も増えていくようなのですが、10時半頃の時点でも8割以上のパンが揃っていましたよ。代々木のお店と、そこまで大きな商品の違いはなかったのだけれど、上田店の方が店内は広い気がします。
メランジェ、玄米キッシュ、いよちゃんを実食
ルヴァンと言ったらメランジェというくらい人気のあるパンで、気持ち酸味感じるパンにくるみとカランツが入っています。量り売りなので、ざっくり「これくらい」と言って好きな大きさで買うことが出来ます。噛めば噛むほど、生地自体からあふれ出る粉や酵母の旨味がたまりません。個人的にはクラスト(外側)の角部分、ちょっと焦げた部分が香ばしくて好きなんですよね。
もっちり炊いた玄米をつめてチーズをのせて焼いたキッシュ。以前、代々木のル・シァレ(ルヴァンのカフェ)で食べて以来、大好物になった玄米キッシュ。卵液に具材がたっぷり入ったフィリングとはこれまた違った玄米の滋味深い味わい、それにチーズのコクとゴマの香ばしさがプラスされ、一度食べたらはまること間違いなし。キッシュ好きな人には、是非一度食べてみてもらいたい一品。
ほとんどのパンが代々木店にもあるようなのですが、いよちゃんは上田店だけ。いや代々木にあったとしても毎日は販売していないそう。国産いよかんピールとローストアーモンドの組み合わせで、こちらも量り売り。初トライということもあり、メランジェの半分くらいにカットしてもらいました。ときおり遭遇する、いよかんの甘酸っぱさがギュッと全体の味を引き締めていて、メランジェとはこれまた違った味わいで美味しかったです。
階段を上った2階にはカフェがあり、1階レジでドリンクをオーダーして頂くイートインスタイルでも、お昼時にランチプレートをオーダーするスタイル、どちらでも利用できるようです。お店の前にはベンチもあるので、そちらで頂くこともできそうです
ルヴァン信州 上田店
住所:長野県上田市中央4-7-31
電話番号:0268-26-3866
営業時間:9:00~(カフェは10:00~)
定休日:水曜日