2021年もいよいよ終盤に差し掛かり、忘年会シーズン真っ只中です。お店でビールを飲む機会が多くなり、ビールの味の違いに敏感になりました。

ビールのおいしさを追求してみると、大事な要素のひとつが「泡」です。泡のでき方はグラスの洗い方や注ぎ方によってまったく異なります。ビールの泡は液体中の炭酸ガスのキープや酸化防止の効果があり、ビールのおいしさを保つ重要な役割を果たしています。

キリンシティ新京極店は、キリンビールが運営するビアホールで「3度注ぎのご馳走ビール」をウリにしています。ご馳走ビールとはキリンシティの真骨頂ともいえるビールで、3回にわけてビールを注ぐことで、ふんわりとした泡を実現しています。

ご馳走ビールの泡はやわらかさが特徴で、しっかりビールの風味がついてほんのり甘さがあります。グラスの上部のキメが粗く、下部に向かって細かくなっていきます。グラスの上にこんもりと盛られていますが、なかなかしぼみません。つい生クリーム感覚でごそっと泡だけ食べてしまいますが、泡だけでもおいしいです。時間をかけてビールを楽しむ場合は泡を残しながら楽しむとよいでしょう。

マスターズドリームハウス京都はサントリーが運営するビアホールで、「ザ・プレミアムモルツ」の最高峰といわれる「マスターズドリーム」の樽生ビールが楽しめます。サントリーは「神泡」とよばれるこだわりの泡づくりが特徴です。

サントリーが認定している神泡「超」達人店で、京都府内でも数店舗しか取得していないビアマスターが注いでくれます。しっかりしたきめ細やかな泡はクリーミーで重みがあります。キリンシティの泡とはまったく異なる泡で、洗練された気品が感じられます。グラスを飲み干すまでおいしさがキープされるのは、さすがサントリーの最高峰ビールです。

マスターズドリームハウス京都で、ぜひ試してもらいたいのが「ミルコ」です。ミルコとはチェコ発祥のビールで、泡だけを楽しむビールです。サントリーの神泡を泡のみで楽しむ贅沢なビールといえます。

泡の上面はゴッホの肖像画が描かれ、ＳＮＳ映えもばっちりです。ビールの究極の泡の味わいを楽しむなら、絶対にマスターズドリームハウス京都は外せません。2021年を本当においしいビールで締めれば、新年を気持ちよく迎えられそうです。

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