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吉田麻也率いるLAギャラクシーが、プレイオフ初戦で5−0の好発進

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
リキ・プッチ Photo:LA Galaxy

 吉田麻也がキャプテンを務めるLAギャラクシーが、プレイオフ初戦でコロラド・ラピッズを5-0で下し。好スタートを切った。

 ギャラクシーはラピッズに対して、MLS創立以来のリーグ戦で40勝32敗13引き分け。USオープンカップでは1勝0敗0引き分け。MLSプレイオフでも8勝2敗0引き分けと、相性の良い相手だ。2024年シーズンにおけるギャラクシーとラピッズの対戦は、ギャラクシーの3戦全勝。

してやったりのグレッグ・ヴァニー監督 Photo:LA Galaxy
してやったりのグレッグ・ヴァニー監督 Photo:LA Galaxy

 とはいえ、ここまで圧勝するとは……。ギャラクシーのホームであるディグニティ・ヘルス・スポーツパークに詰めかけた24,537 のファンは、欣喜雀躍した。

今シーズンにディグニティ・ヘルス・スポーツパークで行われた全18試合で、ギャラクシーは14勝0敗4引き分けをマークし、(得点49、失点25)の無敗記録を更新中だ。

ガブリエル・ペク Photo:LA Galaxy
ガブリエル・ペク Photo:LA Galaxy

 今季、バスコ・ダ・ガマから移籍してきた23歳のブラジル人FW、ガブリエル・ペクがホームゲームで11ゴール、12アシストと存在感を示し、FCバルセロナ育ちで2022年からギャラクシーの一員となった背番号10、リキ・プッチは、同16試合で10ゴール、11アシストをマーク。昨年まで背番号6で、エース番号を渡されたスペイン人MFは何と、ホーム13試合連続で得点に絡んでいる。

 また、25歳のセルビア人ストライカー、デヤン・ヨヴェリッチも、ホーム13試合に出場し、11ゴール、3アシストと好調を維持。

 現地時間26日(土曜日)に行われたプレイオフ初戦は、32分にプッチのコーナーキックをヨヴェリッチが頭で合わせて先制。1-0でハーフタイムを迎えた際、これほどの大勝となるとは予想し得なかった。

Photo:LA Galaxy
Photo:LA Galaxy

 52分にライトバックの山根視来が中央に切り込み、左サイドで待ち構えていたジョン・ネルソンにパス。ペナルティエリアでボールを受けたネルソンが、切り返して右足でシュート。鮮やかにゴールネットを揺らした。

 その僅か2分後、細かいパスでコロラドのゴール前を崩し、エース、プッチがグラウンダーで蹴り込んで3点目。75分には、ヨヴェリッチがこぼれ球を左足で決めて4点差に。終了間際の87分にも中央からプッチがペクにボールを送り、猛然とダッシュ。そしてペクの絶妙なリターンを綺麗に決めた。文字通りの完勝である。

Photo:LA Galaxy
Photo:LA Galaxy

 吉田を中心としたDF陣も完封に士気が高まっている。ギャラクシーは、このままの勢いで頂点まで駆け上がれるか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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