エンジェルスはここから2勝1敗のペースなら、ポストシーズンにたどり着けるのか
ロサンゼルス・エンジェルスは、レギュラーシーズンの約4分の3を終えている。開幕から8月14日までの120試合は、59勝61敗(勝率.492)。ア・リーグ西地区の4位とワイルドカード・レースの7位に位置する。ポストシーズンに進出するのは、地区優勝のチームとワイルドカードの1位~3位だ。
エンジェルスは、地区首位のテキサス・レンジャーズに12.5ゲーム差をつけられている。ワイルドカード・レースの3位にいる、トロント・ブルージェイズとの差は7ゲームだ。
エンジェルスのレギュラーシーズンは、あと42試合。ここから2勝1敗のペース、28勝14敗(勝率.667)だと、シーズン全体では87勝75敗(勝率.537)となる。59勝+28勝=87勝、61敗+14敗=75敗だ。
ワイルドカード・レースのトップ2にいるタンパベイ・レイズとヒューストン・アストロズは、残る試合に負け越しても、88勝に到達する。レイズは16勝25敗(勝率.390)で88勝74敗(勝率.543)、アストロズは20勝22敗(勝率.476)で88勝74敗(勝率.543)。3位のブルージェイズは、22勝20敗(勝率.524)で88勝74敗(勝率.543)だ。
ここから、ブルージェイズが21勝21敗(勝率.500)、エンジェルスは28勝14敗(勝率.667)で、ともに87勝7475敗(勝率.537)となり、この2チームがワイルドカードの3位に並んでも、ポストシーズンへ進むのはブルージェイズだ。
今シーズン、レイズとエンジェルスはまだ顔を合わせておらず、ここから6試合を行うが、アストロズとブルージェイズは、エンジェルスとの試合をすべて終え、それぞれ、9勝4敗と4勝2敗と勝ち越している。
エンジェルスが残る42試合で28勝14敗(勝率.667)を記録し、他のチームはいずれも勝率.500ちょうど――残り試合が奇数のチームは1試合の負け越し――の場合は、以下のようになる。上の3チームは、現時点のア・リーグ各地区1位。ワイルドカード・レースにおいて、エンジェルスより下の5チームは、記載していない。
ここから2勝1敗のペースでも、エンジェルスは、ポストシーズンにはたどり着けない可能性が高い。