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【教えたくないのですが】大阪の食文化が楽しめる隠れ家イタリアンでディナー

くろにゃんホテルが好きなグルメライター

大阪府大阪市中央区天満橋、「八軒屋浜(はちけんやはま)」に今年リオープンした、なにわイタリアン「Nishideria(ニシデリア)」。

大阪の食材を積極的に使った本格的で遊び心があるお料理と、ソムリエによる絶妙なペアリングワインが楽しめる隠れ家です。東京の人に教えてもらったのですが、灯台下暗し!ぜひ記事をチェックしてみてください。

Nishideria(ニシデリア)

大阪府大阪市中央区天満橋、その昔、八軒の船宿があったことからその名がついたといわれている江戸時代からの伝統のある船着き場「八軒屋浜(はちけんやはま)」。

「Nishideria」は、船着き場からも、京阪電車・大阪メトロ谷町線「天満橋」駅からもすぐの便利な場所にありながら、ビルの2階にたたずむ隠れ家レストランです。

店内はクラシックモダン。夕日のようなオレンジ色が印象的。タペストリーで仕切られた半個室に案内していただきました。

なにわイタリアン

グランシェフ西出氏が生まれ育った大阪の食材を積極的に使ったコース料理がいただけます。なにわの食文化を反映させつつ、しっかりイタリアンが味わえるのでグルメな方にも大満足だと思います。

それでは、ペアリングワインでのディナーコースのスタート!

イタリアの泡で乾杯

「フランチャコルタ キュヴェ プレステージ」は甘ったるくなく、しっかり冷やしてあるからか、泡に切れがあってのどに心地よい刺激があって好み!

羽曳野 そら豆

右は南大阪の羽曳野(はびきの)でとれたそら豆。実はそら豆の匂いが苦手だけど、これは炭火で香ばしく焼かれていて臭みなし。ペコリーノチーズがけ。

左はそら豆の風味を入れた「チャルダ」というお米の生地で作ったパリパリのチップにそら豆のピューレとミント風味のコウイカのタルタルのせ。イカとミントとそら豆が合うのだそうです。お初~。

食中のお水は能勢の酒仕込み水「能勢山水」。山水画のボトルのグリーンがそら豆にもリンクしてますね。さすが仕込み水。さらっと軽い。

【青の洞窟】~海のジェラティーナ~

下荘漁港直送鮮魚 赤貝 グリーンアスパラガス ちょうまめ

赤貝のふたを開けるとブルーの海「青の洞窟」が現れてうっとり。ブルーはちょう豆(バタフライ・ピー)の色だそうです。

大阪・泉南の下荘(しもしょう)漁港天然の真鯛を皮目だけ炭で香りをつけたカルパッチョ仕立て。赤貝・グリーンアスパラガスのピュレ・わかめ、そしてサザエ入り。

塩味、磯の香、鮑の食感、オリーブの風味、酸味を楽しみました。

岬町 兎 八尾 サンマルツァーノ

大阪南部の岬町(みさきちょう)の兎(うさぎ)料理が3種。手前は炭火で焼いたねぎま。フルーティーで刺激的な生七味付き。

右奥はショートパスタを合わせて作ったコロッケ。左奥は背肉に松の実やレバーを合わせ、パリパリ生地のパートブリックで包み焼きしたガランティーノ。

八尾のイタリアントマト「サンマルツァーノ」を使ったトロリと甘くておいしいソースがけ。

ロンバルディア州の白をペアリング

「ルガーナ ブロレッティーノ」は少し色がついていてキリッと飲みやすくおいしかった。

琵琶鱒 ウイキョウ

関西の水ガメ、琵琶湖(びわこ)の鱒(マス)を低温燻製させ、トンブリとフェンネルシード、フェンネルピューレソースを合わせたもの。さわやかな味わいでいただけました。

フェンネルが大好きで庭に植えているほどなのに料理に生かせず、ここで使い方をソムリエさんにレクチャーしてもらいました(笑)

【スペシャリテ】ゼッポレ アッラ オオサカーノ

出ました!たこ焼きですよね?

大阪湾でとれるブランドだこ「泉だこ」を使っています。ゼッポリーニはもっちりとした揚げパンですが、香ばしい部分が天かす(注・揚げ天)のよう。

しょうが入りの赤ワインソースとオランデーズソースをかけて、しいて言えば女子っぽい味わいのたこ焼き。

ペアリングはこれで決まり!

大阪・柏原(はしはら)のカタシモワイナリーの瓶内発酵のスパークリング「たこシャン」。これデラウエアから作られているのです。子供のころ、デラウエアをめっちゃ食べていました。大阪南部でいっぱい作っていたんですよね。

富田林 寺西養鶏場 さしみ卵

羽曳野 ズッキーニ 18ヶ月熟成生ハム

ズッキーニに卵黄をカラスミ仕立てにして、熟成したハムを合わせた一品。この組み合わせが好きすぎる。卵もズッキーニも南大阪産。

豊後水道直送鮮魚 枚方 青豆

九州と四国の間にある豊後水道から直送の魚は甘鯛のような食感の「カマガリ(クログチ)」。おかまのご飯を借りてこい、的な意味でしょうか?

大阪 枚方(ひらかた)の野菜をレモンの香りで。右手はフキノトウの香りがよくほろ苦いサルサベルデ(緑のソース)。

合わせるはソービニヨンの白

イタリアで1、2位を争うソービニヨン(ブドウの品種)のワイン「サンクト ヴァレンティン ソーヴィニョン」。ワインに詳しくなくてもこれは覚えておかなくちゃ。

お口直し 伊勢茶

伊勢茶のグラニテとレモンのグラニテ、バジルの風味。これぞお口直しというべきリセット感でサッパリ。

石川 能登牛イチボ 大阪 筍

石川県産A5黒毛和牛の能登牛を堪能する【被災地支援コース】というのも期間限定であり、その売り上げの20%を寄付されているそうです。

こちらは希少部位のイチボの炭火焼き。香ばしく硬く締まっていてジューシー。塩をしっかり入れているけれどミネラルが効いて美味。

付け合わせは大阪の筍(たけのこ)のグリル。甘い白玉ねぎのエスプーマとホースラディッシュ(西洋わさび)。

本日のスペシャル赤ワイン

パニエ(ワインバスケット)で出てきました!トスカーナ州の「カ・マルカンダ(実らない交渉)」と名付けられたいわくつきの赤ワイン。

土地の所有者と何度も何度も交渉をしてようやく手に入れた土地で栽培したそう。え?交渉が成功したのでは?でもそれまでの長い過程への思い入れでつけられたのでしょう。

ともあれ、メルローをベースにした黒系果実の味わいがド・好みでした。これ覚えておこう。

大阪 鰯 自家製ビーゴリ

最後にパスタ。量は3種類から選べて真ん中の「普通」にしました。おなかがいっぱいだったけれど絶対おいしいと思ったから。

大阪でも鰯(イワシ)がとれるのですね。生鰯を焼きとフェンネルと合わせて、ケッパー・オリーブ・トマトソース添え。和えていただくと口の中でシチリア感~!

「大阪名物」ジェラート仕立て

この色を見て「大阪名物」といえば「ミックスジュース」。メロン・パイナップル・オレンジ・バナナを使った豪華版に青レモンのゼストをふりかけています。

東大阪 Shimizugarden 紅ほっぺ カンノーリ

リコッタチーズをラングドシャで巻いてピスタチオをまぶしたカンノーリに、大阪蜂蜜使用のミルキーなアイス、いちご「紅ほっぺ」。

ちょっとちょっと、ここ記憶なしです。ワイン飲みすぎ?写真はちゃんと撮っていましたが。

食後の飲み物

コーヒーにしました。

ピッコラ パスティチェリア

ジャンドゥーヤチョコレート、ナッツ入りの焼き菓子など4品のお茶菓子もでました。至れり尽くせりで大満足!

おわりに

また長くなってしまいましたが、いかがでしたか?シェフの仕事量がすごいと思いませんか?

大阪近郊で獲れた魚介類、なにわ伝統野菜が数多く登場し、大阪ってこんなにも食材の宝庫だったのね?と再認識しました。

南大阪産のものが多く使われていますが、時期により能勢などの北大阪産の食材も使われるそう。

またペアリングワインの内容にも大満足で、そうなるとコスパもGOOD。

すばらしいレストランでしょ?近々また再訪しようと思っています。超オススメ。

Nishideria(ニシデリア)
大阪府大阪市中央区天満橋京町3-8
DDC天満橋ビル2F
06-6809-3900
ランチ 11:30~13:00(土日祝~13:30)
・11品 8,000円~
ディナー 17:30~20:00
・9品 8,800円~
※終わりの時間は最終入店
※価格は税込み
不定休
公式ページ(外部リンク)

ホテルが好きなグルメライター

ラグジュアリーで非日常な空間が好き。関西と東京の2拠点生活。地方や海外へも身軽に出かけます。ホテルステイや食べ歩きを20年以上続けていて、ブログ「くろにゃんの孤高のグルメ旅」を運営。またインスタグラムなどのSNSでも日々の活動を発信しています。ホテルとグルメに関することをメインにさまざまな情報をお伝えします。好みの合う方は、ぜひフォローしてくださいね!

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