見た目も愛らしい銀座あけぼのさんの「桜もなか」桜香る滑らかな求肥と北海道産小豆のこし餡に癒されます
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/title-1706447846982.jpeg?exp=10800)
春といえば桜。安直ではありますが、まだ頬を指す風に悩まされる時節ながらも和菓子屋さんの店頭には早くも春の足音が。うぐいす餅や桜餅といった、可憐な色合いの生菓子がちらほらと。練り切りなどの上生菓子の意匠も、どこか春の始まりを予感させてくれるものがあります。
![春が待ち遠しくなるパッケージですね](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706447943518.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
私が桜の名所、青森県弘前市出身…ということは関係あるのかないのか、ですが、桜の色、味、風味を取り入れたお菓子はどうにも不思議な引力に逆らえません。同意してくださる方、いらっしゃいますでしょうか。
![桜もなか](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706447921848.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
さて、関東風や関西風問わず、桜餅は当日中、もしくは翌日までのお召し上がりにてお願いしますという和菓子屋さんが多いので、ちょっとした手土産やお土産にという場合には躊躇してしまうこともあるかもしれません。戦後間もない銀座にて人々の胃袋を癒してきた「銀座あけぼの」さんでは、ある程度お日保ちのする和菓子が販売されています。今回は銀座あけぼのさんの「桜もなか」をご紹介。
![暗めのお皿に映えますね](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706447969693.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
上から見るとやや大きめのコインチョコ程度の大きさなのですが、可憐な薄紅色の最中種に生み出される桜の陰影が優雅で艶っぽいなと思いまして。最中はどちらかといえば華やかさという点では他の和菓子に劣るかもしれませんが、桜もなかは優美さをも宿しています。
![この立体感が生み出す陰影が美しいと思うんです](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706447986294.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![やや小さめのサイズ感が丁度いい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706448030585.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
中に包まれているのは、非常にあっさりとした滑らかな粒餡。そしてたっぷりのこれもまた滑らかでとろりとした求肥。こし餡は北海道の契約農家さんにて極力農薬を使用せずに育てられたもので、粒餡とこし餡でも品種をわけているのだとか。こし餡と求肥の一体感、そして優しく舌に染み込んでいくような甘味は、最中って甘すぎるよねと思っている方にも一度体験していただきたい。
![滑らかな求肥がたっぷり!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yanagiyanao/article/01648827/image-1706448012164.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
じんわり舌全体で和の醍醐味を満喫したのち、ふわふわとしつつ仄かな塩気が輪郭を縁取るあたりも、もう一つ食べようかなと思わせてくれるポイントです。
おひとつ77kcalとのことですので、ちょっと甘いもので気分転換したいなというときにもぴったりです。お飲み物も選ばないので、お家やデスクにストックしておきながら、春を待ち焦がれてみてはいかがでしょうか。
<銀座あけぼの・本店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区銀座5-7-9
03-3571-3640
月~土 10時~21時
休日 10時~20時
定休日 元日