元WBA/WBCスーパーバンタム級チャンピオンがWBC暫定フェザー級王座獲得!
元WBA/WBCスーパーバンタム級チャンピオンのブランドン・フィゲロアと、前WBCフェザー級チャンピオン、マーク・マグサヨとの間で争われたWBC暫定フェザー級王座決定戦は、3-0(117-109、117-109、118-108)の判定でフィゲロアが勝利を収めた。
同ファイトを放送したSHOWTIME、スティーブ・ファーフッドの独自採点では、114-112。8回と11回にマグサヨはホールディングで減点された。同局は、「これを除けばドローだったかもしれない、スコア以上の接戦だった」と報じている。
マグサヨもSHOWTIMEの意見に頷き「私は、スコアが示すよりもずっと接戦だと思いました。スコアカードや減点については、どう説明したらいいのかわかりません。とても残念です。今後は130パウンドに上げるつもりです」とコメントした。
確かに前WBCフェザー級王者が、いいコンビネーションをヒットしたシーンもあった。が、第3ラウンドにチャンスを掴んだマグサヨが自らバランスを崩した光景を目にした際、私は彼がパーフェクトなコンディションを作れなかったと見た。前日計量での0.8パウンドのオーバーも、その辺りに起因していたのではなかったか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20230305-00338476
勝者は語った。
「この試合を心から望み、マグサヨに戦いを挑んだんだ。彼も敗戦後のカムバックだったが、俺のボディショットが効いていた。だから更にプレッシャーをかけたよ。
俺は止まらないぜ。疲れ知らずで、とにかく前進するスタイルを貫いた。俺との戦いを希望する選手とは、誰とだってやる。世界のベルトを巻きたい。ファンが望むような試合がしたいからな」
キャリアを通じて1ラウンドに平均92発のパンチを放つフィゲロアだが、マグサヨに対しては、3分間で54発の戦いを展開した。
今回のフィゲロアはスロースタートだった。試合序盤はマグサヨの重いパンチに耐え、自身の頑強さをアピールすることとなった。マグサヨはラウンドが進むにつれて疲弊し、ペースダウンした。また、フィゲロアのスイッチがマグサヨを困惑させた。
元122パウンド2冠王者のフィゲロアは、次戦でWBCフェザー級王者のレイ・バルガスと対戦することになる。バルガスはリングサイドから、この試合を見詰めていた。
フィゲロアvs.バルガス戦も好カードだ。生き残るのはどちらか。