【富田林市】テレビクルーも喜んだ?喜志で恒例の震災復興米稲刈り!小学5年生が元気に鎌を持ち稲を次々と
「俺、多分テレビ映るで」「私はどうかなぁ」これは昨日の喜志小学校5年生の声です。場所は近鉄喜志駅近くにある田んぼ。田んぼで行われているのは、今回が11回目となる奇跡の復興米の稲刈りの一シーンです。
奇跡の復興米については田植えのときと稲刈りの年2回、取材させていただいています。東日本大震災で被災した時のこと、岩手県大槌町の菊池妙さんにより奇跡的に発見された稲穂が見つかり、その一部が富田林に贈られること(外部リンク)になりました。
以降、稲を毎年のように喜志の田んぼで栽培し、今回が11回目。上の画像は6月3日に行われた今年の田植えの様子ですが、このときに植えられた稲がすくすくと育ち、いよいよ刈り入れの時がやってきました。
こんなことを書くと米農家の方に笑われるかもしれませんが、田植えのときには泥水に植えられた本当に小さな苗だったのに、たった3か月で急成長し、首を垂れた黄金に輝く稲に様変わりしているのですから、本当に生長する速度に脱帽する想いです。
朝の9時半、黄金の稲穂の前には、すでに小学5年生の姿があります。
刈り取られる前の稲を拡大しました。
画像の児童たちは、撮影許可が出ている子たちです。
奇跡の復興米のイベントには、いつも何組かのTVクルーが来ていますね。それだけ話題性のある特別イベントというわけでしょう。
そして児童たちを前にして、主催者あいさつが始まりました。今回のJAの方のあいさつはいつもと違っていました。8月後半から米不足騒動があったことで、主食としての米のありがたさについて考えさせられたのではということでした。
吉村市長のあいさつです。この時点で33度、雲ひとつない快晴だったこともあって、児童の熱中症予防のため、田植えの時よりも簡潔としたあいさつでした。
そして、こちら奇跡の稲穂の発見者でもある菊池妙さんからの直筆の手紙です。
手紙を拡大しました。内容を引用しましょう。
今回は市役所から21名、JA大阪南から16名が参加しています。どちらも同じ色の同じような作業服なので一瞬見分けがつきませんが、背中を見ると一目瞭然ですね。
挨拶が終わったら稲刈りのやり方についての説明です。さっそくTVクルーの方が近くで撮影しています。
私はあまりにもの暑さのために日陰にいました。少し遠巻きですが、児童たちが真剣にやり方を見ている様子を撮りました。
いよいよ稲刈りが始まるタイミングで児童に鎌を手渡すシーンは、近づいて撮影しました。
鎌を持った児童たちが持ち場に向かって歩き始めます。
同時に稲刈り機が動き出しました。児童たちは田んぼの一部だけ刈り取るようです。
稲の真ん中あたりに通路ができています。実は後でわかったのですが、TVクルーの方があの通路から手前に向けて撮影をしていたのです。児童たちは持ち場につくと、さっそく刈り始めました。
無事に刈り取られました。鎌さえあれば簡単なレクチャーで稲を刈り取れます。
刈り取った稲を先生に渡します。確か田植えの時に転んで泥んこになった子のような気がします。
慣れてくると、児童たちの稲刈りも早くなり、次々と刈り取っていきます。
刈り取られた稲はとりあえず、田んぼの横に集められます。
集められた稲を、まとめる作業をしています。
私も田んぼの中に入って撮影してみました。ちなみにTVクルーの人は稲刈り機でできた通路の側から撮影していました。
TVクルーの方の呼びかけもあって、児童の中には撮影がOKどころか、自ら「どんどんテレビに映して!」とアピールしていました。
最近は大人の方が写ることに憶病になる場合が多いですが、子どもたちは嬉しそうにテレビに応対していましたので、TVクルーもいい絵が撮れたとばかりに喜んでいるように感じました。その気持ちは、私もネットのメディアという立場なので痛いほどよくわかります。
たんぼの手前側では、同時に幼稚園児たちが稲刈りに参加していました。
ただ園児のほうは体力が限界ということで、短時間での作業となりました。
こちらは大人たちです。設置しているのは稲干台です。
子どもは稲刈りの作業を行いますが、大人たちは稲干台の設置で働いていました。
さっそく刈り取った稲を干し始めています。奇跡の復興米の恒例行事は非常に暑い中で行なわれましたが、この日も無事に終わりました。また来年に新しい苗の田植えが行なわれ、今度は現在の小学校4年生が5年生になって担当します。
奇跡の復興米栽培田
住所:大阪府富田林市喜志町
アクセス:近鉄喜志駅から徒歩5分程度
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