【福岡市早良区】1ヶ月のうち半分しか営業しないうどん店「漻 Ryu」8月限定メニューは『冷汁』
お散歩ライターの石井つかさです。
以前取材させていただいた
このお店の8月限定商品が福岡では、ちょっと珍しいので紹介させていただきます。
こちらのお店は、毎月月替わり商品を出すのですが今月は『冷汁(税込200円)』です。 冷汁というのは宮崎県の名物で“汁”という名前がついていますが、汁物ではなくご飯物の分類になります。
この日の福岡は非常に暑い日だったので、冷やしうどん(税込650円)と、冷汁のセットを頂きました。簡単に『冷汁』を説明すると、「冷たい味噌汁を熱いご飯にぶっかけた物」だそうです。味噌汁は冷たい水で作って、ご飯は熱いご飯というのがポイントで、ご飯は熱いものである必要があるとのことでした。
一般的には「ご飯にぶっかけられた」状態で提供されるそうですが、初めて冷汁を食べるので、ご飯と味噌汁を別で提供していただきました。
冷たい味噌汁に生のキュウリと冷たい豆腐が入っている見た目は若干違和感がありますが、実際に味わってみると、すっきりとした味噌汁という感じで夏場にぴったりです。これを熱いご飯にかけて食べるのは正解だと思います。
ご飯がサラサラ入っていきます。九州の中でも宮崎は暑いエリアになの、こういった冷たい食べ物が独自に発達したのでしょうね。今では宮崎よりも福岡の方が暑い日があるので、福岡に輸入されてもおかしくない食べ物になっています。
一般的にお店で出される冷汁は、すり鉢でゴマを擦り、焼いた味噌を混ぜて、焼いた鯵をほぐしてひとまとめにします。
それを冷たいだし汁で溶いて、そこにキュウリや豆腐などを、冷たいまま入れて完成だそうです。
しかし、宮崎県では簡単に冷汁を作ることができる「冷汁専用味噌」が販売されており、味噌を冷水で溶いて具材を入れたら出来上がりという日常的に食べるのに負担にならない工夫があるようです。
こちら「漻」は、うどん屋さんでうどんを味わって欲しいので、あえてえ略式というか、家庭向けの冷汁を提供することにしたそうです。
よそ行きの冷汁を食べることができる店は、あると思いますが家庭向け冷汁を食べることができる店は少ないと思います。興味がある方は、ぜひ足を運んでください。
いつもは毎月15日までの営業ですが、今月はお盆休みがあるので12日までの営業になっていますので、お間違えのないように。