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トナカイさんへ伝える話(154)「暇空茜」 vs Colabo 本人尋問

小川たまかライター
東京地方裁判所(写真:アフロ)

 1月23日に東京地裁で行われた、Colabo(代表・仁藤夢乃さん)が暇空茜こと水原清晃さんという40代男性を訴えた民事訴訟の本人尋問を傍聴しました。

 今回は短い記事です。次の記事(週末配信を予定)で詳細を書きます。

・どんな訴訟?

 水原清晃さんが「暇空茜(@himasoraakane)」のアカウントで、Colaboが若い女性をタコ部屋に住まわせているとか、生活保護を不正受給させていると投稿したことについて、Colabo側はこれをデマだとして損害賠償を求めています。

 2022年11月末に提訴され、今回が本人尋問でした。

・抽選券配布&法廷前での手荷物預かり

 傍聴は抽選券配布。52席に60人以上が並んだようで、抽選になりました。Colabo支援者や記者もいましたが、少なくとも15〜20人ぐらいは水原さんの支持者だったのではないかな?という印象です。一人で来ている様子の女性も何人かいました。

 東京地方裁判所は一般人(弁護士さんなど以外)は玄関で手荷物検査があります。それとは別に、特に注意が必要な裁判の場合、法廷前で手荷物預かりが行われることがあります。この場合、傍聴人はメモと筆記用具、貴重品以外は法廷に持ち込むことができません。録音機器や、スマホなどの電子機器はNG。金属探知機みたいなやつでのボディチェックもあります。

 手荷物預かりがない法廷でも録音や撮影はNGですが、当事者に危険がありそうだったり、こっそり録音しそうな人がいそうな裁判だったりすると、このような措置が取られるみたい。注目度が高い裁判であることが多い印象です。

 私が傍聴した裁判では、過去にアクタージュ原作者の強制わいせつ事件の公判(@東京地裁)、時効寸前で逮捕となった強姦致傷事件の公判(@横浜地裁小田原支部) などが、この措置でした。

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

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