「兵庫県庁近くに、美味しいカレー屋さんがある」と以前に聞いたことがあったのですが、この日たまたま通りかかったので入ってみることに。

時間は昼の2時半頃。ランチタイムも終わる直前でしたが駆け込みセーフだったようです。早速「チキンカレー 並800円」のスパイシーを注文。

トッピングで「半熟味付け玉子100円」を選びました。小さなキッチンでは店主さんがカレーに取り掛かっている様子、その間に店内の様子をキョロキョロと伺います。

私の座っている席の前にはカウンター席。テーブル席はここと隣にふたつ、かなりこじんまりとしています。そんな環境も、ここのカレーを味わうのに適しているような気がします。ちょうど良い大きさで落ち着くお店。

私の左隣にはレトルトカレーが飾られていました。おうちでもここのカレーが食べられるようですね。

レトルトの説明書きがありました。カレーには化学調味料を使わず、保存料も入っていないようです。体のことをちゃんと考えてつくられているレトルトカレー。

さてさて、テーブルにカレーが運ばれてきました。とてもシンプルなビジュアルです。どっぷりとしたカレーの海に、ライスが小島のように浮かんでいます。半熟味付け玉子はさしずめ、島に産み落とされた巨大怪鳥の卵といった様子。

気になる卵をつつきながらスプーンんで割ってみると、トロリと黄身がお目見えしました。カレーをひとすくいしてお味見。

スパイシーさがしっかりと感じられるカレーで、口の中いっぱいに広がるスパイスの風味。味はシンプルなのですがバランスが良いと思いました。

お米はターメリックライス、付け添えのキャベツが甘酸っぱくてカレーのピリ辛さを和らげます。お芋も蒸してあり味が濃厚に感じられますね。そして半熟玉子がカレーに絡まりマイルドさを加えてくれています。

カレーの海の底には、鶏肉が平たいスライスの形で沈んでいました。このお肉がしっとりと柔らかいんです。その訳を聞くと、鶏ムネ肉を低温調理で仕上げていますと店長さん。

カレー料金にプラス250円でラッシーを付けられました。さっぱりした甘さで酸味はそこまで強くなく、飲みやすいラッシーです。コーヒーも同価格で付けられます。

レトルトはどこで手に入るのかを聞くと、本店以外の、他のサトナカさんの店舗でも買えると思いますと店長さん。ここは「元町サトナカ」で、三宮にあるサトナカさんからの暖簾分けなのだそうです。

そしてここ、元町店からの暖簾分けをしたお店が姫路、加古川、高砂、鈴蘭台にあるのだとか。凄いですよね、まさに人気店です。

シンプルですが手間をかけて作っているので、それが伝われば嬉しいですと店長さん。確かに、シンプルだけど満足度の高いカレーですね。リピーターが多いのも納得です。皆さんもぜひ一度、試してみては。

＜関連リンク＞