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【京都市】中京区 「伊藤若冲の生家」と京の台所「京都錦市場商店街」

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

伊藤若冲」の絵をどこかでみたことがあると思います。京都へきたことがある方ならあちこちに、若冲の絵のお土産物などが置かれているのをみたことがあるのでは?

「伊藤若冲」とは、江戸時代中期-後期の画家。彼が生まれたのが高倉通り側の入り口にある青物問屋「枡屋」です。

歴史ある京の台所である「錦市場商店街」では、シャッターが降りると、各店舗のシャッターに若冲の絵が書かれており、夜に見に行くとまるでそこは美術館のようです。

生家の青物商のさまざまな野菜はまるで生きているかのような新鮮。動物たちも今でも飛び出しそう、楽しそうに描かれています。

「伊藤若冲」ゆかりの寺について以前、書いたことがありますがそこも錦市場から歩いて行ける圏内ですよ!→「伊藤若冲」ゆかりの『宝蔵寺』

錦市場の活性化のために作成されたモニュメントは、京都錦市場商店街振興組合が「伊藤若冲サイン計画」の一環として若冲の技法や絵を意識して制作されたものだそうです。

高倉通り側からの錦市場の入り口にも大きな絵が飾られています。

「錦市場」は、400年を超える長い歴史があります。「寺町通 - 高倉通」間に存在する商店街では、京都ならではのお漬物や食べ歩きもできるお総菜など、昨今は観光客でいっぱい!私たち京都の人は、平常からちょっとしたものを買いに行かせてもらったり、お正月の準備はいつも錦でさせてもらってます。小さなお店が軒を連ね、必要なものを必要なときに買いに行けるのが嬉しいです

寺町通り側の入り口には、京の台所である錦市場を真正面に鎮座『錦天満宮』があります。

(過去記事ご参照ください→ https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100211851)

400メートルほどの長さの商店街ですが、そこには老舗の包丁屋から漬物、鶏卵店、お惣菜、和菓子屋からお土産物屋までなんでもあります。最近では、食べ歩きが問題になってきてますが、キチンとマナーを守りながらゴミを持ち帰りつつ絶品フードを楽しんでもらえると、「伊藤若冲」も喜ぶと思います♪

錦市場
京都市中京区錦小路通寺町~高倉間

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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