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【京都市】中京区 「伊藤若冲」ゆかりの『宝蔵寺』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

宝蔵寺

平安時代創建の『宝蔵寺』は、伊藤若冲の菩提寺です。伊藤若冲建立の墓石、子宝・安産祈願で参拝客も絶えません。

23歳の頃に亡き父の跡を継いで、錦市場の青物問屋の主人となった若冲。

宝蔵寺に父母、弟たちのお墓を建立したので、伊藤家の菩提寺とされています。

2019年撮影
2019年撮影

宝蔵寺には、若冲初期の作品「竹に雄鶏図」と「髑髏図」、また弟の白歳の筆による「羅漢図」が所蔵されています。

2019年撮影
2019年撮影

本堂前にある若冲が建立したお墓は自由にお参りできますが、本堂は通常非公開です。

宝蔵寺が所蔵する伊藤若冲の作品「竹に雄鶏図」、「髑髏図」、弟の「羅漢図」や若冲に絵をならった画家たちの作品は、若冲の誕生日である2月8日前後の寺宝展で公開されるそうです。

(HPより)
(HPより)

伊藤若冲(1716年−1800年)は、ここ宝蔵寺から歩いて五分ほどの錦小路市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれました。二十三歳から四十歳まで家業に専念しますが、それ以降は弟の宗巌(白歳)に家業を譲り、絵を描くことに専念します。

境内には、大日如来さまの石仏もありました。

2019年撮影
2019年撮影

今の季節だと梅などの季節の草木が彩りを添え、香りが楽しめます。

また、良縁成就等の神様『八臂辨財天』さまも祀られています。しっかり手を合わせ、伊藤若冲を思いながら、お参りさせてもらいます。

また、ご本尊「阿弥陀如来」の御朱印と若冲の「髑髏図」にちなみ、カラフルなドクロの御朱印を授与されています。

2019年撮影
2019年撮影

写真は2019年のものですが、これから梅も咲き美しい姿を見せてもらえます。『高津商会』でも伊藤若冲について描かれた、2021年正月ドラマ『ライジング若冲』で小道具たちが活躍♪

錦市場を訪れつつ、宝蔵寺でお墓参りして「伊藤若冲」を知るにはいいですね。

宝蔵寺
京都市中京区裏寺町587
電話番号075-221-2076
URLhttp://www.houzou-ji.jp/

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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