【河内長野市】市民も知らない市役所にひっそりある意外なもの!坂本龍一が関係する椅子と屋上からの絶景
市役所は市の中心にありますが、職員などの関係者を除けば、普段特に用事が無ければ頻繁に行くことはありません。そのため、市役所には意外に知らないものがあるのです。
先月は市制施行70周年記念で祝賀のだんじりパレードがあったので、私も含めて多くの人が市役所に来ていました。そのときに気付いたことですが、横断幕の上に人の姿がありますね。
このように市役所の一部の屋上部分は上がることができるのです。
こちらに屋上への螺旋階段があります。ただし70周年の式典の当日はやはり多くの人がらせん階段を上るは危険ということで入口が閉鎖されていたようです。報道陣や実行委員会など、一部の人だけが登っていました。
実は普段は閉鎖されておらず、登ることができるようです。日を改めて市役所に行って確かめてみました。
螺旋階段があるのは市役所の中庭ですが、実はもうひとつ市役所の中に知る人ぞ知るものがあります。
それは昨年3月に他界した、ミュージシャンの坂本龍一さんに関するものです。調べると、2017年に音楽を聴く最高の環境を提供したいと考えた彼が、大阪のデザイン会社「graf」に依頼したもの。その素材として「おおさか河内材の最上級ヒノキ」を河内長野市林業総合センターが提供したとのこと。
2017年に、東京青山のワタリウム美術館で開催した「設置音楽展」で5月28日までおおさか河内材のベンチが設置されていたそうです。その後、河内長野市に寄贈されました。現在は市役所の中にあるとのこと。
探してみたのですがわからなかったので、受付の人に聞くとその場所を教えていただきました。出入口の近くに、そのベンチはありました。
木の椅子だけだと、おおさか河内材の椅子が置いているだけになりますが、その上に坂本さんの写真付きのパネルがあり、坂本さんゆかりのものだというのがわかります。
寄贈された椅子は自由に座ることができます。その証拠にコロナ禍の頃によく見かけた、間隔を開けて座ることについての指示が椅子に貼り付けられています。
おおさか河内材の焼印がついています。7年前に有名なミュージシャンの依頼で東京の展覧会にあった椅子が、市役所の片隅にあるというのは不思議ですね。
肝心の座り心地ですが、どこにでもある木のベンチであることには違いありません。市役所にはもっと座り心地の良い黒い椅子があるので、それと比べてしまうと東玄関近くに配置している理由は何となくわかります。
でも出入口にあるのは便利なのですが、せっかく世界的に有名な音楽家の寄贈なので、中央ロビーなどもっと目立つ場所に置いたほうがと少し思いました。
さて、横道にそれましたが、螺旋階段の方に行ってみましょう。
中庭から螺旋階段が見え、市役所の屋上につながっています。
別の角度から見るとこんな感じです。
この日は入口が開放されていて、自由に上がれるようになっていました。
余談ですが中庭には犬の石像ベンチもありますね。
とりあえず上がってみましょう。
螺旋階段なんで、少し危険ですが手すりがあるので安心です。
危険防止のためか、網がついています。
見下ろしてみました。当然ながら、らせん状になっていますね。
上がってきましたので、中庭の様子を見下ろしてみました。
屋上部分ですベンチがあり、職員の方々が昼休みに休憩している姿が目に浮かびます。
思ったよりも広い空間です。
危険防止のためでしょうか、通常はギリギリのところまではいけないようです。
市役所の先に見える池は大池です。
冬場は干上がっている大池も、田植えの時期などとあって初夏の今頃は満面の水をたたえています。
という事で絶景を一枚撮影しました。意外に知らない市役所のふたつのスポットを紹介しました。市役所に行く用事があれば、どちらも見に行くのに時間がかからないので、ぜひ訪問してみてはいかがでしょう。
河内長野市役所
住所:大阪府河内長野市原町1丁目1-1
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 河内長野市役所前バス停下車すぐ
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