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広瀬すずや有村架純ら美人姉妹は韓国でも。いま話題のアイドル姉妹は?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
中央がイ・チェヨン(写真:アフロ)

K-POP界では今、世代交代が進んでいる。

少女時代やKARAといった“第2世代ガールズグループ”を引き継ぎ、TWICEやRed Velvet、BLACKPINKなど“第3世代ガールズグループ”が韓国はもちろん、日本やアジア圏で活発に活動を繰り広げているなか、早くも彼女らの“妹分”と呼ばれる後輩グループが続々と登場しているのだ。

TWICEの妹分、AOAの妹分には日本人も!!

TWICEを輩出したJYPエンターテインメント(以下、JYP)が彼女たちの妹分としてデビューさせた5人組「ITZY」(イッチ)、AOAを輩出したFNCエンターテインメントから3人の日本人メンバーが所属する多国籍グループ「Cherry Bullet」(チェリーバレット)など、各事務所が満を持して送り出す“妹分グループ”が、K-POP界に新たな風を吹き込んでいる。

(参考記事:多国籍K-POPグループCherry Bulletがデビューへ。日本人メンバーは3人【PHOTO】

事務所を“家族”に見立て、後輩グループを“妹”や“弟”と表現するところがいかにも韓国らしいが、特筆したいのは韓国にも揃って芸能界で活動する“実の姉妹”がいることだ。

「世界で最も美しい顔」にも選ばれた姉妹

日本で最近有名なタレント姉妹といえば、広瀬アリス・すず姉妹、有村藍里・架純姉妹、上白石萌歌・萌音姉妹だが、韓国では揃ってガールズアイドルとして活動する“本当の姉妹”がいる。

代表的なアイドル姉妹は、元少女時代のジェシカとf(x)のクリスタル。2人とも大手事務所であるSMエンターテインメントで長年の練習生生活を送り、同事務所初となる姉妹揃ってのデビューに成功した。

2人ともアイドルとしての実力と美貌、人気を兼ね備えていたことから“優れた遺伝子”、“韓国版オルセン姉妹”などと言われ、「世界で最も美しい顔」にも揃って選ばれている。

(参考記事:人気K-POPアイドルが多数ランクイン。過去に「世界で最も美しい顔100人」に選ばれたのは?【PHOTO】

最近で有名なアイドル姉妹は、IZ*ONEのイ・チェヨンとITZYのチェリョンだ。

姉はIZ*ONE、妹はTWICE妹分のITZY

そもそもこの姉妹、デビュー前から姉妹揃って数々のオーディション番組に顔を出していたため、アイドルファンの間では“オーディション番組の常連”と呼ばれる有名人だった。

2人とも2013年に出演した『K-POPスター』シーズン3をきっかけにJYP所属の練習生となり、TWICEのメンバーが選抜された『SIXTEEN』にも出演。その後、JYPを離れた姉のイ・チェヨンは『プロデュース48』の出演をきっかけに晴れてデビューし、妹のチェリョンは練習生を続けた末にITZYとしてデビューの夢を叶えた。

TWICEにはなれなかったものの、それぞれが大きな可能性を持つグループのメンバーとなったイ・チェヨンとイ・チェリョン姉妹。それだけに韓国メディアも「2019年、新たなアイドル姉妹が誕生した」と、今後の活躍に期待を寄せている。

まして最近のK-POPは新人グループが次々とデビューしており、2019年はK-POP世代交代の年になる可能性もあることがさまざまな角度から分析されている。

(参考記事:「最もブレイクしそうな後輩グループ」はITZYに決定! 2019年の新人アイドルは大物揃い

そうした熾烈なアイドル戦争の中で実の姉妹・兄弟がしのぎを削り合うわけだ。姉妹揃って同じ芸能界で活動する場合、お互いを高め合ったり、競争心を掻き立てたりするなど、姉妹ならではの物語も生まれやすい。韓国でそのような“姉妹物語”を期待されているわけだ。

前出したジェシカ・クリスタルの姉妹もそうだった。2人は少女時代とf(x)とグループこそ違えど同じ芸能界にいる互いの存在が、大きな力になるとも語っている。

2014年にジェシカがSMエンターテインメントと少女時代を離れたとき、SMエンターテインメントに残っていたクリスタルの立場が悪くなったり、姉妹での仕事に支障が生じたりしたこともあったが、やはり血のつながった姉妹なのだ。彼女たちは互いに刺激し合う運命共同体であることを実感させた。

だからこそイ・チェヨン、イ・チェリョン姉妹には、お互い良い影響力を与え続け、K-POP界を盛り上げてほしい。元気なエネルギー溢れる“新アイドル姉妹”の今後の活躍に期待が高まる。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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