甘塩っぱさが絶妙!東京三大たい焼き「わかば」さんのあんこをたっぷり包んだ東京駅限定の和風スコーン
え!この人とこの人がお付き合い、もしくは結婚したの?という経験はありませんか?身近な人は勿論、芸能人やスポーツ選手のおめでたい話題が報道されると、時折思うことがあるのです。とはいえ、よくよく考えてみるとお似合いだったりするのですから、見えないところでご縁は確かにつながっているのですね。
老舗と比較的新しいお店という組み合わせだけではなく、同じカテゴリーであってもジャンルが異なるもの同士が手を取り合ったお菓子というものも存在します。
創業1953年、東京三大たい焼きのひとつともあげられるたい焼きを焼いているのが四谷駅に程近い「わかば」さん。元々1949年から駄菓子屋さんとして商いを営んでおりましたが、とあるご縁から新聞に掲載され、そこからたい焼きに心血を注ぐと決意なさったところから創業年としたそうです。
もうひとつは2020年に東京駅八重洲北口改札外のお土産にぴったりなスイーツを中心とした店舗が軒を連ねる東京ギフトパレットにて開店した「ベイカーズゴナベイク」さん。和菓子でもパンでもなく、スコーンの専門店です。店内で焼き上げられるスコーンの馥郁たる香りが充満すると、無意識に足が引き寄せられます。
ベイカーズゴナベイクさんでは王道のスコーンから季節限定のスコーンまでご用意されているのですが、今の季節は先述のわかばさんのあんこを使ったスコーンが登場。
今回はベイカーズゴナベイクさんで発売されている「おまんじゅうスコーン」「をご紹介。
ベイカーズゴナベイクさんの代名詞でもあるバターミルクスコーンでわかばさんのあんこを包んだ「おまんじゅうスコーン」。
一見和菓子でいうところの焼き饅頭やパイ菓子のようにも見えますが、ひび割れた生地の断面は紛れもなくスコーン。てっぺんにケシの実でおめかしをしたスコーンは、あんこと馴染むしっとりとした食感と底面のサクッとした心地よさを一度に頬張ります。主食としても食べられるほどミルキーであっさりとした優しい甘味と芳香が口の中にふわりと広がり、それをぎゅっと引き締めるわかばさんの粒餡。
実はわかばさんの粒餡は、一般的なあんこに比べて「しょっぱい」んです。これがまたわかばさん独特で、あつあつのたい焼きよりも冷めたおまんじゅうスコーンでは塩気が強く感じられます。しかし、スコーンのまろやかな乳脂肪が個性的なあんこの手綱をしっかりと握り、穏やかに抱きしめているかのよう。また、ややこし餡のようなとろりとした食感も親和性が高い秘訣かもしれません。
近年国内外からも注目されているおはぎをはじめとするあんこの和菓子や和スイーツとよばれるお菓子たちですが、残念ながらあくまで話題だけにのっかってみましたといわんばかりのものもちらほら。
今回はそれぞれの食材が互いに無いものを補い、手を取り合ってあるものをより素晴らしいものに昇華させるという拘りを五感で感じることができました。
東京駅でしか買えない、いまだけの美味しいタッグ。旅のお供には、東京発の甘くてクリエイティブなひたむきさが詰まったお菓子はいかがでしょうか。
2024年6月25日まで販売予定とのことです。(公式サイトより)
最後までご覧いただきありがとうございました。
<ベイカーズゴナベイク>
公式サイト(外部リンク)
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口(地上)改札外 東京ギフトパレット
03-6551-2332
平日 9時30分~20時30分
土日祝 9時~20時30分