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【宮城県 松島町】海景色を楽しめるドライブコース!意外と穴場 [手樽・名籠地区] 

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

この記事では、徒歩ではなく車利用を前提にした内容となっているため、まだ免許取得前またはペーパードライバーという方は、'これからのお楽しみ'として、是非読み進めていただきたい。
さて、桜の時期を過ぎた後は新緑の季節。心地良い風と柔らかな緑色の景色というのは、とても清々しく癒されるものだ。東松島市と松島町には、その癒し空間を楽しめる場所がまだまだ多くの存在する。手付かずの自然や動植物がかろうじて生き残っている'貴重な場所'だと筆者は思う(できれば隅々まで散策したいものだ)。
その多くの場所の中から、意外と知られていない穴場のドライブコースをご紹介していこう!

手作りの地図からスタートで大変申し訳ない気持ちだ。しかしながら、とても言葉では説明しずらい場所なので、まずは上記の地図をご覧いただきたい。JR仙石線、そしてJR仙石東北ラインの「手樽(てたる)駅」から海に向かって進むと、沿岸の形状が2本足のようになっているのがわかる。向かって右足部分の赤い星マークの地域というのが、松島町手樽の名籠(なごめ)という場所だ。
実はこの地域、少し高台にもなっているため美しい'海景色ドライブコース'としておすすめの場所なのだ。春には菜の花の景色が広がり、夏には海に浮かぶ島々の新緑を楽しむことができる。そしてなんといっても、地図の場所からもわかる通り沿岸の先端部分になるため、見通しが良く様々な島を肉眼でしっかりと見ることができる。

例えば、上記写真の場所は名籠地区の「公民館名籠分館(住所:手樽名籠36番地)」へと向かう途中の景色。やや高い位置からなので、海の奥の方まで見渡すことができるのだ。そして、注意深く見ると・・・何やら正面の陸地の先端部分に、丸い穴の空いたトンネルのようなものを確認できる。拡大してみよう!

かろうじて繋がっているトンネルのような形状の先端部分は、手樽地域の2本足部分のもう一本側となる場所だ(※2本足については記事最初の地図をご参照下さい)。つまり、島ではなく向かい側の陸だ。その奥にぼんやりと見えている陸地は塩釜エリア。望遠鏡などを持って見れば、かなりはっきりと確認することが出来そうだ!

さあ、そして名籠地区の更に奥、先端部分へと進んでいく。その途中には、いたる所に菜の花畑が広がっていて、黄色の絨毯が揺れ動く姿がとても愛らしく美しい(2023年4月上旬頃)。

先端部分には、柵付きのコンクリートで整備された堤防があり、そこからぐる〜りと海景色を眺めることが出来る。是非、ここでは車をちょっと停めて堤防に上がって景色を眺めてみよう!上記写真の右奥に見えているのが、先程登場したトンネルがある向かい側の陸地だ。
ずっと奥の塩釜方面の景色も見ることができるぞ。

そして反対側を見ると、正面には「消波(しょうは)ブロック(*波を弱めるための石)」のような人工の建物と、その奥には月島(つきしま)の姿が見える。この月島だが、くにゃりと三日月のような形状をしているのだが、堤防からの視点だとちょうど三日月の背中部分しか見えないのだ。もし月らしい月島を見たいぞ!という方は、月に見える角度を追いかけてみよう(筆者も追って取材予定)。

そして最後に、堤防のずっと先(上記写真の赤丸の箇所)には「八坂神社(やさか じんじゃ)」という名前の小さな神社があり、その場所が更に小高くなっているため、堤防とは違った景色を楽しめる場所だ。そこは是非、実際に体験してみてほしいので写真は控えておこう。

ご紹介した松島町手樽の「名籠(なごめ)地区」だが、決して広い範囲ではないのだが、その沿岸の形状から他の場所とは違った景色を眺めることができる、とてもオススメの場所だ。
静かな場所なので海を眺めながらお弁当食べたり、ちょっと昼寝をしたり、おしゃべりをしたりなどなど過ごしてみよう。とても晴々とした気分になるぞ。
さあ、おやすみの日にみんなで行ってみよう!

住所:宮城県松島町手樽名籠
※松島町手樽の名籠地域全体が対象エリアのため、特定の住所はありません。

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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