【世界遺産を眺めながら朝食】オーストラリアの真ん中で先住民女性たちの幻想的なデジタルアートを鑑賞
オーストラリアの北部にある「ノーザンテリトリー」の広大なレッドセンターのウルル-カタ・ジュタ国立公園に滞在中、今年8月から始まった「サンライズ・ジャーニー」に参加しました。幻想的な映像アートと、壮大な大地から昇る朝日、その非日常な空間の中でいただくオーストラリアのローカルな朝食は格別のものでした。ぜひ記事をご覧ください。
サンライズ・ジャーニー
夜明け前にホテルからツアーバスで出発。フローティング・プラットフォームに到着し、この地の先住民であるアナングの女性アーティスト3名が描いたアボリジナルアート作品を広大な大地に映し出す、光と音のデジタルアートを鑑賞しました。
カルトゥカジャラ・アートのデニス・ブレイディ(Denise Brady)氏は、「我々は私たちのカントリーと知識を世界中からこの地を訪れる人々と分かち合いたいという情熱に燃えています。また、私たちは皆様を私たちの文化に招き入れ、私たちの生活様式を皆様と分かち合うために、このサンライズ・ジャーニーを作りました。」とコメントしています。
この土地に刻まれた歴史の物語が、美しい色彩の映像と包みこまれるように響くサウンドとともに繰り広げられる没入型のアートショーは、スピリチュアルで感動的なものでした。体験できて良かったです。
幻想的な雰囲気の中で食べるローカルな朝食
赤いライトを灯したブッフェコーナーには朝食のセットがスタンバイ。サンドイッチやベイクドスイーツがメインです。
飲み物は保温ジャグに入ったオーストラリアのチャイティ、コーヒー、ホットチョコレートなど。セルフでカップに注ぎます。
これは何のサンドイッチだと思いますか?カンガルーと言われなければ牛肉と思ったかも?カンガルーミートはヘルシーな赤身の肉でクセのない味わいでした。
アナングの人々が普段食べているメニューは私たちとほとんど変わらないと思いました。
「クワンドン・チア・アンド・ココナッツプディング」は、ブルーベリーのように見える甘酸っぱい果実を浮かべたココナッツミルクのプリンで、底にはチアシードが入っています。意識高い系の女子が好きなやつです。これは日本でも流行りそう!
ここでしか見られないサンライズ
真っ赤な太陽がさえぎるもののない台地から昇る瞬間。じわっと涙が。言葉にはできない感動でした。
空が白んできました。この日は曇り空でしたが帰り道のこの感じもいいですよね?プラットフォームも通路も持続可能な方法で建設されています。
おわりに
壮大な砂漠のキャンパスで繰り広げられる、地元のアナングの女性アーティストたちのアートを効果的に演出した歴史と文化を巡る映像ショー。夜が明けて聖地「ウルル」とあたり一帯の幻想的な雰囲気の中でいただくローカルフードの朝食。
ウルル-カタ・ジュタ国立公園でのアクティビティとして超おすすめなので、レッドセンターの旅の際はぜひ体験してみてください。
情報
・「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」は、オーストラリアのノーザンテリトリー、レッドセンターと呼ばれるオーストラリアのほぼ真ん中に位置。
・日本との時差は+0.5時間なので過ごしやすい。準砂漠地帯なので寒暖差があるので服装に注意。
・日本からのアクセスは、オーストラリアのケアンズ空港やシドニー空港から国内線でエアーズロック空港へ。着便に合わせてエアーズロック・リゾートの各ホテルまで無料シャトルバスが運営されています。
・「サンライズ・ジャーニー」に参加するには、ウェブ(外部リンク)からの申し込みが便利。
取材協力:ノーザンテリトリー政府観光局、Voyages Indigenous Tourism Australia
※サンライズ・ジャーニーを体験させていただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
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