この日、天神に用事がありお店の前を通り掛かると何となく入るかどうかを思案しつつラーメンの写真入りのメニューを店頭で眺めていると「どんたくラーメン」なる文字を発見。普段は煮玉子ラーメンを選択することが多いので存在自体は知っていたけど注文することはなかった。「どんたく」と言えばゴールデンウィーク期間の5月の初めに、ここ天神や博多駅前を中心におこなわれる福岡を代表するイベントのタイトル。「どんたくラーメン」の中身は写真では分かりづらいけど、その名前を冠しているということは結構、力を入れて提供している一品かもしれないとピンときて食べてみることにした。

訪問したのはピークタイムを過ぎた14時頃。それでも先客は老若男女が多数。入ってすぐ左手にある券売機で「どんたくラーメン」の文字を探したら、二段目にそれを見つけて発券。ラーメンメニューの中で最後尾に位置している。しかも卓上の小型のメニュー表には「どんたくラーメン」は存在しなかったので、新しい部類のメニューなのかもしれない。

食券を購入後、コの字型カウンターの正面中央に空席を見つけ着席。食券をスタッフの方に渡しながら麺の硬さは「カタ」でオーダー。座った席の右上のところに「どんたくらーめん540円（税込）」のポスターも発見。メニュー名と写真のみなので内容の詳細は見えないが推しのメニューということも明らかになり配膳されるのを期待。

野菜補給に「どんたくラーメン」も選択肢の一つ

待つこと少し。配膳された一杯は、ネギともやしがやや大盛りになり、チャーシュー3枚と煮玉子が半玉という構成。ベーシックな「楽勝ラーメン」に150円プラスで具材のそれぞれが多めに入っているのが特長のようでちょっとお得な感じはする。

豚骨スープは脂感弱めなまろやかでクリーミーなスッキリとした味わいは変わらずで、そのスープに合わせる麺はストレートな細麺ながら、少しモッチリとした歯応えのある美味しい逸品。ベーシックな「楽勝ラーメン」もデフォルトでチャーシュー、ネギ、もやしが少々入っているので、そのボリュームアップ版＋半玉がプラスされることを考えると、やはりお値段以上の価格設定。

最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線の「福岡駅」と福岡市営地下鉄の「天神駅」。住所もまさにだけど福岡市中央区天神の「ど真ん中」なので、博多駅や福岡空港からの交通アクセスもよく近くてカンタン便利。前回の訪問時はインバウンドの方も多くいらしたが、基本的には地元民の方の仕事の合間の軽いお食事とか小腹が空いた時のおやつとかも含めて食べられている印象のお店。もしお近くに立ち寄られた際は、このエリア最安のラーメンをおやつ感覚で体験してみるのもいいかもです。