静岡の「本当に住みやすい街大賞」1位は三島広小路 熱海、御殿場が下位の理由とは
今年の地価公示が発表されたのが3月23日。同じ日に、住宅ローン専門金融機関「ARUHI」が主催する「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」も発表された。
今年の地価公示では、全国の多くの商業地、住宅地で地価下落が明らかにされる中、ワーケーションの場として魅力的な一部リゾート地は地価が上昇。その代表地が長野県の軽井沢と静岡県の熱海だった。
静岡県では浜松エリアでも地価が上昇した場所があるし、地価上昇までは至らなかったが、下落幅が小さかった御殿場もある。ワーケーションの広がりなどで東京周辺からの移住先として、静岡県の注目度が上がっていることは間違いない。熱海や御殿場は、その象徴となる場所だろう。
しかし、「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」で大賞に輝いたのは、熱海(10位)、御殿場(9位)ではなく、三島広小路という駅周辺だった。
静岡県内の「本当に住みやすい街」で、10位までに入った街(駅で表示)は、以下のとおり。
1位:三島広小路(伊豆箱根鉄道駿豆線)
2位:天竜川(JR東海道本線)
3位:東静岡(JR東海道本線)
4位:磐田(JR東海道本線)
5位:菊川(JR東海道本線)
6位:鷲津(JR東海道本線)
7位:草薙(JR東海道本線)
8位:浜北(遠州鉄道鉄道線)
9位:御殿場(JR御殿場線)
10位:熱海(JR東海道本線)
第1位の三島広小路は、静岡県に地縁のない人には、どんな場所か想像もできないだろう。三島広小路は、三島市内で東海道新幹線の三島駅に近い場所。そして、静岡県民がいつかは住んでみたい、と恋い焦がれる住宅地でもある。その理由を知ると、ワーケーションで住んでみたいのは、熱海や御殿場よりも三島広小路と思えてくるはずだ。
静岡県民以外には知られていない三島広小路の魅力と、本当は熱海や御殿場よりも三島広小路がワーケーションに適しているといえる理由を、同賞の審査委員長を務めさせていただいている私から説明したい。
熱海、御殿場、そして静岡、浜松には残念な点が
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