「内容をよくして、一局でも多く指せるように」豊島将之竜王、七番勝負第3局終了後コメント
豊島将之竜王「(将棋の形勢は)難しかったのかもしれないですけど、基本的にはあまり自信がないと思ってやっていました。(棋譜に目をやりながら)どこからはっきりわるくしたのかわからないですけど。(32手目、積極的な△4四銀は用意の一手だった?)そうですね。一応、考えてはいたんですけど。ちょっとそのあとどこでまずくしたかは、はっきりわからないですけど。(1日目封じ手前、45手目、飛車を)3四に行かれて。ちょっと・・・。あまり自信が持てなかったです。(2日目午後、62手目、1時間27分の長考で△2四桂と辛抱した)本譜じゃダメだと思ったんですけど、でもなんか、他の手も苦しそうな気がしたので。でもなんかその前に(56手目)△3七歩は成らないとしょうがないかなと思ったんですけど。でも(△2四桂の前に)▲2二角打たれて厳しいと思いました。(前期は実現しなかった福島対局が今期は実現し)前夜祭などで温かく歓迎していただいて、対局環境もすごく整えていただいて、集中して指すことができました。(第4局に向けて)内容をよくしていって、一局でも多く指せるようにと思います」