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「内容をよくして、一局でも多く指せるように」豊島将之竜王、七番勝負第3局終了後コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

豊島将之竜王「(将棋の形勢は)難しかったのかもしれないですけど、基本的にはあまり自信がないと思ってやっていました。(棋譜に目をやりながら)どこからはっきりわるくしたのかわからないですけど。(32手目、積極的な△4四銀は用意の一手だった?)そうですね。一応、考えてはいたんですけど。ちょっとそのあとどこでまずくしたかは、はっきりわからないですけど。(1日目封じ手前、45手目、飛車を)3四に行かれて。ちょっと・・・。あまり自信が持てなかったです。(2日目午後、62手目、1時間27分の長考で△2四桂と辛抱した)本譜じゃダメだと思ったんですけど、でもなんか、他の手も苦しそうな気がしたので。でもなんかその前に(56手目)△3七歩は成らないとしょうがないかなと思ったんですけど。でも(△2四桂の前に)▲2二角打たれて厳しいと思いました。(前期は実現しなかった福島対局が今期は実現し)前夜祭などで温かく歓迎していただいて、対局環境もすごく整えていただいて、集中して指すことができました。(第4局に向けて)内容をよくしていって、一局でも多く指せるようにと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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