全国的に厳しい猛暑が続いている。

暑い日にこそ入りたくなるのが、38度以下の「ぬる湯」だ。ひんやりとした湯につかると、さっぱりと爽快な気分になる。夏バテ予防にもなりそうだ。

そこで、今回は関東圏のぬる湯を5カ所紹介したい。

川古温泉・浜屋旅館（群馬県）

約40度の透明湯が湧く一軒宿は長湯のメッカ。湯船では37～38度とひんやり感じられる泉温を楽しめる。足元湧出泉の内湯のほか、渓流沿いで開放感いっぱいの混浴露天もある。

正徳寺温泉・初花（山梨県）

果樹園の中にポツンとある日帰り温泉。内湯には33.9度の源泉がそのままかけ流し。一度つかると出られなくなる気持ちよさ。併設された食事処では、本格的なうなぎ料理を楽しめる。

見沼天然温泉・小春日和（埼玉県）

さいたま市郊外にあるスーパー銭湯。38.4の濁り湯が加温されることなくかけ流しに。この手の施設でぬる湯を提供するのはクレームにつながるなどリスクもあるが、経営者の湯へのこだわりを感じられる。

岩下温泉・岩下温泉旅館旧館（山梨県）

甲州最古の湯として知られる一軒宿で、旧館は国の登録有形文化財。その館内で入浴できるのが、泉温28度の源泉。プールの水のように冷たいが、暑い日には最高に気持ちいい。加温した内湯もあるので、温冷交互浴も楽しめる。

奈良田の里温泉・女帝の湯（山梨県）

道のどん詰まりにある秘境の日帰り温泉。源泉は41度だが、湯船での体感は38度以下。化粧水のようにぬるぬるすべすべするのが特徴で、夏でもずっと入っていられる。