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保育園に向いていない親の特徴5つ「うちの子だけ見て」

オオタ先生現役保育士 幼保英検1級

現役保育士&幼保英検1級です。

働きながら子育てする方にとって保育園への入園はまず第一に考える選択肢でしょう。

ただし、すべての方に保育園入園が適しているわけではないといつも思います。
保育園に向いていない保護者には一定の特徴があるようです。

今回は、保育園入園に適していない親の特徴について、現役の保育士の目線で紹介します。

保育園に向いていない親の特徴「過保護な傾向がある」

過保護な方は、子供を常に守りリスクを避けようとする傾向があります。
一方、集団生活である保育園では、特定の子どものリスクだけを排除することはできません。

過保護な傾向がある方は、このような環境に子供を預けることに不安を感じるかもしれませんね。

実際、保育園に子どもを預け自身は仕事中という時間でさえ、常にWebカメラで子どもの様子を確認、子ども同士のささいな揉め事でも気になり、常に保育士にクレームを入れる保護者の方がいました。

その場合、保育士たちはクラスで席替えをし、その保護者の子どもと特定の友達との接触を減らすなどの対応をします。

クレームを恐れるあまり保護者とのコミュニケーションでも、腫れ物に触るような対応になりがちです。
保育士たちは保護者と共に子どもの成長を喜ぶ伴走者でありたいと願っていますが、肝心のコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。

保育園に向いていない親の特徴「親子のコミュニケーション不足」

保育園では、子供が他の子供や大人とコミュニケーションをとる機会が豊富にあります。社会的なスキルを発展させる良い練習の場にもなっています。

ただし、それも親と子の間でも十分なコミュニケーションがあるという土台があるからこそ、お友達や様々な先生たちとの関わりを通して社会的なスキルが身につくのですね。

そもそも、親と子が円滑なコミュニケーションを取ることができない場合、その子の成長にとって保育園は適した場所ではないかもしれません。

保育園に向いていない親の特徴「家族内で現在進行中の問題がある」

夫婦間や親族間など家庭内でなんらかの問題があっても、子どもを保育園に預けることは可能です。
実際、子どもが通園中に親が別居や離婚、長期入院などに至ることは非常に良くある話です。
保育士たちも問題が解決するまでの間は特に、子どもたちの精神的な拠り所となるよう奮闘しています。

ただ、入園直前に現在進行中の大きな問題があるとストレスが子どもに影響し、保育園に慣れるまでのプロセスがスムーズに進まない場合があります。具体的には、慣らし保育が上手く進められず職場復帰が遅れるなどです。

保育園に向いていない親の特徴「自分の子だけを優先して欲しい人」

誰しも自分の子は可愛いものですが、自分の子の都合が常に優先されていないと不満な方には保育園は向いていません。
保育園は集団生活の場であり、子どもも他のお友達も平等に皆が安全に楽しみながら生活する場です。

例えば、保育園の壁などに園児の様子を伝える写真などを掲示する保育園も多いですが、「その日はうちの子は保育園お休みだったのに、お友達が楽しそうにしている写真を見たら悲しく思うので写真を剥がしてほしい」と依頼されたことがありました。

写真を楽しみにしていた他の子どもたちとその保護者のことは全く考えない態度に保育士たちは口をつぐんだものです。

保育園に向いていない親の特徴「働く意欲が薄い」

基本的に保育園は保護者が就労していることを前提としている施設であるため、保護者自身が働く意欲が薄い場合は考え直した方が良いでしょう。

入園後も「どうして保育園を選んだのだろう」と疑問が湧き、決心が揺らぐ状態が続きかねません。

働き続けるという意思が弱いのであれば、一時預かりの制度やベビーシッターなども検討してみるのと良いでしょう。
保育園以外の選択肢については「共働きが選べる保育園以外の選択肢5つ 現役保育士が保育園との比較で解説します」という記事でも紹介していますので、合わせてお読みいただければと思います。

まとめ

現役の保育士の目線で、保育園入園に適していない親の特徴について紹介してきました。

保育園入園を検討する際には、自分の都合や子どもの性格を加味しながら、納得した上で入園することをおすすめします。

現役保育士 幼保英検1級

共働きの現役保育士です。「うちの子保育園で何してる?」をテーマに保育園のリアルを伝えます。 幼保英語検定1級・TOEIC 875・ヤマハ指導グレード5級 自身も保育園児の母であった経験から、保護者の立場に立った情報提供を心がけています。 保育園・幼稚園生活が少しでも楽しいものになりますように。

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