ジャイアンツに待望のパワー・ヒッターが加入。5年前に48本塁打、昨年は36本塁打
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サンフランシスコ・ジャイアンツは、ホルヘ・ソレーアを迎え入れるようだ。サンフランシスコ・クロニクルは、ホームページに「ジャイアンツがパワー・ヒッティングのホルヘ・ソレーアと3年契約で合意」と題したスーザン・スラッサーの記事を掲載した。それによると、契約の内容はまだ不明ながら、年平均1200~1700万ドルになりそうだという。
今オフ、ソレーアは、オプト・アウトの権利を行使し、3年3600万ドルの契約3年目を打ち切り、マイアミ・マーリンズからFAになった。それについては、こちらで書いた。
◆「オプト・アウトしてFAになったのは失敗!? 5年前に48本塁打、昨年は36本塁打の32歳がFAのまま」
故障が少なくない点は、懸念される。ただ、ソレーアのパワーは本物だ。カンザスシティ・ロイヤルズ時代の2019年に記録した48本塁打――本塁打王を獲得――には及ばなかったものの、2023年は36本のホームランを打った。
昨年、ジャイアンツで20本以上のホームランを打った選手は、23本のウィルマー・フローレスしかいなかった。ジャイアンツでは、2004年に45本塁打のバリー・ボンズを最後に、シーズン30本塁打以上の打者が途絶えている。また、ソレーアは右打者なので、左打者が多いジャイアンツにフィットする。
昨年12月に、ジャイアンツは、外野手のジョンフ・イと6年1億1300万ドル(2024~29年)の契約を交わした。けれども、イは右打者でもパワー・ヒッターでもない。韓国プロ野球時代のシーズン最多本塁打は、2022年の23本。あとは、2020年が15本で、それ以外の5シーズンは一桁だ。
ソレーアは、外野の守備につくよりも、DHとして起用されるだろう。
ソレーアの加入により、ここからどう動くのかは読みにくくなったが、もしかすると、ジャイアンツは、パワーのある別の右打者も手に入れるかもしれない。今月上旬、ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンは、ジャイアンツが三塁手のマット・チャップマンに接触している、と報じていた。チャップマンは、昨年こそ17本塁打にとどまったものの、2019年は36本、2021~22年は27本ずつのホームランを打っている。