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史上17人目の「700登板」を達成した宮西尚生は、今シーズン中に何位まで上がる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
宮西尚生 MARCH 15, 2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 7月29日、宮西尚生(北海道日本ハムファイターズ)が、史上17人目の700登板に到達した。現時点では山本和行と並び、通算登板の16位タイに位置している。

 同じ1登板でも、先発とリリーフでは意味合いが異なるが、宮西の順位は、来月中に13位まで浮上しそうだ。あと8試合に登板すると、並んでいる山本はもちろん、15位の鈴木啓示(703登板)、14位の石井茂雄(705登板)、13位の大野豊(707登板)も上回る。さらに、シーズンを終えるまでには、12位の権藤正利(719登板)も追い越しているだろう。

筆者作成
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 ちなみに、リリーフとして投げた試合に限ると、宮西の700登板は5番目に多い。岩瀬仁紀の1001登板、五十嵐亮太(東京ヤクルトスワローズ)の822登板、藤川球児(阪神タイガース)の754登板、鹿取義隆の739登板に次ぐ。こちらは、今シーズン中に鹿取と並ぶか、抜く可能性もある。

 なお、宮西は昨シーズンまで、12年続けて50試合以上に登板し、8年続けて25ホールド以上を記録してきた。30ホールド以上は2年連続だ。今シーズンは、ここまで16登板と8ホールド。北海道日本ハムが行った35試合の45.7%に登板し、その半分でホールドを記録している。このままのペースでいくと、シーズン全体では54~55登板と27~28ホールドとなり、50登板以上と25ホールド以上のストリークは継続するが、短縮シーズンに阻まれる格好で、30ホールド以上のストリークは途切れる。

 これらのストリークが歴代でどれくらいの長さなのかについては、1月にこちらで書いた。

投手のストリーク。宮西尚生は50登板と25ホールド、千賀滉大は二桁勝利と150奪三振を継続中

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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