札幌市と中京が直結!札幌丘珠ー県営名古屋線就航
全国の航空会社がダイヤ改正を行った2023年3月26日、FDA(フジドリームエアラインズ・外部リンク)は北海道札幌市にある札幌丘珠空港(外部リンク)と愛知県にある県営名古屋空港(小牧・外部リンク)を結ぶ便を新たに就航しました。しかも1日2往復からのスタート!
近年札幌圏と中京圏を結ぶ航空便は新千歳空港ー中部空港しかありませんでした。FDAで人口100万人以上の大都市圏同士を結ぶ便はこれまで県営名古屋ー福岡のみ。札幌丘珠ー県営名古屋第1便における札幌丘珠空港での状況と、意外と知られていない札幌丘珠空港の良好なアクセスをまとめてみました。
札幌丘珠空港と県営名古屋便について
札幌丘珠空港の概略
札幌丘珠空港は札幌市中心部から見て北東にある空港。札幌都心から北海道最大の空の玄関・新千歳空港よりも近く、札幌都心と最短で約20分(タクシー利用)の近さです。
JALグループのHAC(北海道エアシステム)が本拠地を置き、函館・奥尻・釧路・女満別・利尻(以上北海道)、三沢(青森県)を通年結んでいるほか、FDAが夏ダイヤ(3月下旬~10月下旬)期間のみ静岡・松本(長野県)線を運航してきました。
FDAが冬ダイヤで就航しない理由は札幌丘珠空港の滑走路が短く、FDAの飛行機では冬期間安全に離着陸出来ないためです。
札幌丘珠ー県営名古屋便は1日2往復!ビジネス・観光に最適
2023年3月26日から10月28日までの札幌丘珠空港ー県営名古屋(小牧)空港のダイヤは、
8:00(県営名古屋)発 → 9:40(札幌丘珠)着
10:20(札幌丘珠)発 → 12:15(県営名古屋)着
16:55(県営名古屋)発 → 18:35(札幌丘珠)着
19:05(札幌丘珠)発 → 20:55(県営名古屋)着
特に名古屋など中京圏の人が札幌圏を訪問し、良い時間に中京圏に戻りやすいダイヤ。北海道の人にとっても中京圏でのビジネスや観光での利用に向いています。
就航第一便では利用客に記念品贈呈!
2023年3月26日朝9時、県営名古屋空港からの第一便到着約40分前に、就航記念式典がターミナルビル2階で行われました。写真は式典直後のマスコミ取材状況。
取材していたのは地元新聞1社、地元TV1社、業界新聞のみ。TV局の記者によれば、当日札幌市長選の告示があり、多くの記者が市長選に回ったため少ないそうです。
ほぼ定刻の9:39に県営名古屋空港からの第一便が到着。
県営名古屋空港からの利用客には1階到着ロビーで、札幌丘珠空港関係者やFDA関係者より記念品贈呈が行われました。
式典や到着ロビーでは、札幌市東区のキャラクター・タッピ―と北海道内空港PRキャラクター・きたぴょんも登場!
FDAの操縦室の窓には、小牧と丘珠のキャラクターが描かれた覆いが出発まで貼られていました。
定刻の10:25に機体は県営名古屋空港へ戻っていきました。
あいにくの曇り空の中、県営名古屋空港へ。
札幌丘珠空港はアクセス良好!
札幌丘珠空港が新千歳空港よりも有利な点といえば、札幌都心との距離・時間でしょう。空港に最も近い地下鉄駅・栄町駅までバスで約5分、北都交通の空港連絡バス(外部リンク)だと札幌駅前は約30分、タクシーで札幌駅に直行なら最短約20分で到着。
なおFDAが就航しない冬期間の一部は札幌丘珠空港連絡バスは札幌駅まで行かず、地下鉄東豊線栄町駅までとなります。
到着便に合わせて連絡バスが運行されています。
また到着口近くにレンタカーカウンターがあります。なおレンタカー会社の係員は一部の時間しかいないので、事前予約を勧めます。到着して急にレンタカーを使う場合は、利用開始までに時間がかかる事が多いです。
まとめ:札幌丘珠便は北海道ー中京の移動に便利!
2023年3月26日に就航したFDAの札幌丘珠ー県営名古屋(小牧)便は、春夏秋限定とはいえ、新千歳空港より札幌市中心部へのアクセスが良好な空港と直結する、ビジネスや旅行に向いたダイヤで運航しています。
新千歳空港などの他の空港、鉄道、フェリーなどの従来の交通に加え、新たな交通手段での移動が可能に。
今年の春夏秋の旅行に、FDA札幌丘珠空港ー県営名古屋空港便を利用してはいかがでしょうか。