【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part122:挨拶は「ご飯食べた?」
みなさん、こんにちは~!
今回も人気シリーズ「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動」をお届けします!
韓国ドラマを見ていると、生活習慣や文化、日本との違いなど、色々と垣間見ることができますよね。
このシリーズでは、これまでにも韓国ドラマに出てくるシーンから、たくさんの面白い発見や情報を取り上げてきました。
読んだことがない方は、過去のシリーズもぜひ、読んでみてくださいね^^
さて、今回はいったいどんな不思議が出てくるのでしょうか?!
それでは、さっそく見ていきましょう~♪
今回は、韓国ドラマに出てくる食事に関する不思議を書いていきたいと思います!
それでは一つ目の不思議な行動から見ていきましょう!
「挨拶は「ご飯食べた?」」
私たちが知っている韓国のあいさつといえば、「안녕하세요(アンニョンハセヨ)」ですよね!
「안녕하세요(アンニョンハセヨ)」は日本語にすると「こんにちは」となり、日本と同じように、「おはよう、こんにちは、こんばんは」など、一般的にあいさつをするときに使います。
この「안녕하세요(アンニョンハセヨ)」とは別に、実は韓国特有のあいさつの仕方があります。
それは「밥 먹었어?(パン モゴッソ)/ご飯食べた?」です。
相手が目上の人や初対面の人になると敬語になったり、言い方は多少変わりますが、ニュアンスは同じです。
私たちの感覚からすると、何でご飯を食べたか聞いてくるんだろう?一緒にご飯食べたいのかな?と不思議に思いますよね。
でもその挨拶にはちゃんとした理由があるんですよ!
韓国には昔、「보릿고개(ボリッコゲ)」という時期がありました。
「보릿고개(ボリッコゲ)」は、秋に収穫した食糧を食べ尽くし、麦を収穫するまでの食糧難が深刻な時期のことです。
この「보릿고개(ボリッコゲ)」の時期にご飯をちゃんと食べることができない人が多かったため、誰かに出会うたびに、「ご飯食べた?」とお互い習慣的に聞いていたそうです。
この習慣が現代ではあいさつの代わりとして、「ご飯食べた?」と自然と使われ続けているんですね!
これは、「こんにちは」と同じあいさつなので、本当にご飯を食べたのか気になって聞いているわけではないんですね。
もし「밥 먹었어?(パン モゴッソ)」と聞かれたら、「食べたよ。」あるいは、「食べてないよ。」と普通に答えるといいですよ!
二つ目は「目上の人から箸をつける」
韓国ドラマを見ていると、家族で食事するシーンがよく出てきますよね。
そのシーンをよく見てみると、おじいちゃんやおばあちゃんなどの年配者が箸を取るまで、誰も食事を始めていないことに気づきます。
ドラマと同じように実際にも、食事のマナーのひとつに年長者が箸をつけてから食事を始めるというものがあります!
なぜそのようにするかというと、韓国に強い影響を与えている儒教の教えに沿ったマナーなんです。
韓国では儒教の教えの中でも、恩師や年長者を敬う儒教文化が今でも深く浸透しています。
なので、目上の人を大切にし、敬うという意味を込めて、年配者が食事に先に手を付けるようなマナーがあるんですね。
このような行動は、儒教の信仰心だからというよりも、昔からの習慣として残っているので、両親などから教わり、自然とこのようなマナーが身につくようになっています。
他にも、年長者とお酒の席をともにする場合、お酒を飲むときに横を向き、口元を隠して飲むことや、両親や祖父母にも敬語を使うなどがあります。
韓国で食事の席などがあれば、是非思い出してみてくださいね。
いかがでしたか?
今回は韓国ドラマによく出てくる食事に関する不思議について書いてみました!
昔からの習慣や教えが現代にも根強く残っていることを知ることができて、とても興味深かったですね!
それでは、また次の「韓国ドラマによく出てくる不思議シリーズ」をお楽しみに☆
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