【秋田県横手市】個性あふれる絶品メシ!横手市十文字『いずみ食堂』のオリジナルしょうが焼定食とは?
横手市十文字にある人気食堂!一風変わったしょうが焼きに注目の『いずみ食堂』とは?
いつだって男を裏切らないものとは何か?
それは腹ペコのときに食べる豚のしょうが焼きである。爽やかな生姜の香りと甘辛いタレをまとった豚肉と共に、脇目もふらずかき込む白飯。メインの肉はもちろん、タレに浸したキャベツすら愛おしいあの感じ。そう、しょうが焼きはご飯のお供のキングである。
……と、こんな感じで「しょうが焼き」をこよなく愛する私は、横手市十文字へと車を走らせた。実は十文字の国道沿いにある人気食堂で、一風変わったしょうが焼きが楽しめるという噂を耳にしたのである。
薄緑色の暖簾をくぐり奥の扉を開けると、親切な女性の店員さんが迎えてくれた。店内はカウンターのほか、テーブル席や小上がりも完備。本棚には大量のコミックが鎮座し、カウンター脇のテレビから聞こえてくるのはセンバツ高校野球の実況中継。地元の方々で賑わう「ザ・街の定食屋さん」という雰囲気だ。
品書き
定食
肉野菜いため定食:800円、ホルモン焼定食:900円、鳥の唐揚定食:900円、焼肉定食:900円、いずみオリジナルしょうが焼定食:900円、ハンバーグ定食:900円、ポークソテー定食:1,000円、とんかつ定食:1,000円など。
チーズ系料理
ポークチャップ定食:1,100円、チーズとんかつ定食:1,100円
ステーキ類
ビーフステーキセット(サラダ・ライス・スープ付):1,800円
軽食類
ビーフカレー:800円、カツカレー:950円 ※サラダ・スープ付
チャーハン(スープ付):700円、ナポリタン(サラダ付):並盛800円/大盛1,000円
丼類
カツ丼:750円、やきにく丼:750円、親子丼:700円、ままこ丼:700円、玉子丼:550円、卵でとじないシンプルカツ丼:750円
麺類
比内鶏しょうゆラーメン:700円、いずみラーメン(あんかけ風味):800円、みそラーメン:800円、肉玉焼きそば:550円、ホルモン焼きそば:750円など。
定食、カレー、麺類と豊富なメニューが揃ういずみ食堂。その中でも看板メニューとして君臨しているのが、いずみオリジナルしょうが焼定食だ。人気のナポリタンや、あんかけ風味のいずみラーメンも気になるところだが、今日はこの個性あふれる逸品に舌鼓といこう。
見た目はオムレツ?『いずみ食堂』のオリジナルしょうが焼定食とは?
噂のしょうが焼定食が到着。まるでオムレツのようなルックスで、メインである豚肉の姿は見えない。思っていた以上にオリジナルだ。焼き卵にたっぷりと添えられた自家製ソースも気になるところだが、その味は如何に。
なるほど、そう来たか。焼き卵をめくると、ぶ厚い豚肉がセイハロー。さっそくジンジャーソースをまとった肉を捕まえて口に運ぶ。そしてすかさず白飯だ。まるでテレビの向こうの高校球児のようなワンパクさで、ご飯をかき込む。ああ、ウマい。こっそりと呟く横手の春だ。
メインのしょうが焼をアシストする自家製の洋風ソースは、サブキャラクターのキャベツやパスタとの相性も抜群。キャベツをソースに浸してムシャムシャ食べていると、リンゴウサギと目が合った。店主の丁寧な仕事ぶりを垣間見ながら、食べごたえのある定食を完食。ボリューム的にも大満足だ。
私が訪れたのは平日だったが店内は大盛況。私の隣では若い男の子がしょうが焼きに箸を伸ばし、後ろのテーブル席に座るお父さんはビールを注文し絶賛昼飲み中だ。店内では手作り雑貨の販売も行われているため、商品を覗く女性の姿も見られた。
そんな居心地の良い食堂で、別れの季節に出会った新感覚なしょうが焼き。いつだって男を裏切らないもの。そう、そのひとつが『いずみ食堂』の看板メニューだ。春の風に誘われて派手にくしゃみをかましながら、そんなことを思う花粉症の私である。
【店舗情報】
いずみ食堂
住所:秋田県横手市十文字町梨木字沖野12-1
営業時間:11時30分~14時、17時30分~21時(材料がなくなり次第終了)
電話番号:0182-42-3734
定休日:不定休