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【秋田県仙北市】角館で愛される手作りの一杯!年配の女将さんが営む老舗『のんき食堂』とは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

創業から60年以上!屋台から始まった角館の老舗食堂へGO!

60年前の角館と共に、極上のチャーシューメンを啜る。

みどり、葵、樹海、としこ。昭和感あふれる角館の旧スナックエリアの近くで、私は一軒の老舗食堂と出会った。そう、地元で長年愛され続ける『のんき食堂』だ。その外観からもチラ見えする歴史と哀愁。今日はこの古き良き食堂で、のんびり昼ご飯といこう。

のんき食堂
のんき食堂

さっそく鼠色の暖簾をくぐり店内に入ると、この食堂をひとりで営む年配の女性店主が迎えてくれた。以前は丼物なども提供する大衆食堂だったが、現在は実質ラーメン店として営業中。風情漂うその空間には演歌歌手・藤あや子さんのサイン色紙の姿も見える。角館が生んだ演歌界の大御所も、帰秋した際はこちらの店をよく訪れるとのことだ。

品書き

品書き
品書き
  • ラーメン:500円
  • チャーシューメン:700円
  • タンメン:650円
  • 味噌ラーメン:600円
  • 味噌タンメン:700円
  • 味噌チャーシュータンメン:850円
  • 塩ラーメン:500円

さあ、まずは品書きを要チェック。……って、安っ。ラーメン塩ラーメンはワンコインで、チャーシューメンでも700円。一杯のラーメンがナチュラルに1,000円を超える令和に、この価格はありがたい。角館で過ごす秋の真ん中。今日は老舗食堂のチャーシューメンをレッツイートだ。

女将さんのこだわりが見える極上の味!『のんき食堂』のチャーシューメンに舌鼓!

チャーシューメン:700円
チャーシューメン:700円

注目のチャーシューメンが到着。透き通ったスープの中で、ウマそうな麺や具材が軽やかに泳いでいる。ビジュアルはいわゆる「昔ながらの中華そば」だが、その味は如何に。

プリップリの自家製麺がウマい!
プリップリの自家製麺がウマい!

おお、コレはいいぞ。女将さんが手打ちしているストレート麺はプリップリで、喉ごし抜群。同じく自家製のスープは予想通りあっさりとした味わいだが、魚介の出汁がしっかり効いている。コリコリ食感のメンマや、真ん中に控えるネギの存在も見逃せない。

そしてウマそうなチャーシューを!
そしてウマそうなチャーシューを!

そして、気に入ったのがこの手作りチャーシューだ。ミシっとした食感の先に広がる肉の旨味。しっかり味が付いているため、あっさり目のスープの中で良いアクセントになっている。ワンコインラーメンもお得だけど、やっぱりチャーシューメンにして正解だな。なんてひとりで納得しながら、目の前の一杯に全集中する食欲の秋だ。

店内には昭和30年代の「角館の祭り」の写真も!
店内には昭和30年代の「角館の祭り」の写真も!

元々は屋台営業からその歴史が始まったという『のんき食堂』。創業した年は不明だが、少なくとも60年程前には、この場所で店舗を構えていたとのこと。店内にはその当時の「角館の祭り」を捉えた写真も飾られていた。

昭和30年代の角館と共に啜る手作りのチャーシューメン。それはこの街で愛されてきた老舗食堂の歴史と、女将さんのこだわりが垣間見える極上の一杯だ。

【店舗情報】
のんき食堂
住所:秋田県仙北市角館町横町58
営業時間:11時頃~14時頃
電話番号:0187-53-2416
定休日:不定休(基本的にお休み無し)
※2024年10月現在の情報です。
※記事公開直後は混み合う場合がございます。今回取り上げたお店は女性店主によるワンオペ営業のため、日を空けてご利用いただけると幸いです。

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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