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豊かな近江の旬を味わう完全予約制の古民家レストラン「湖香六根」で、郷土の味を堪能して【東近江】

FUJICOCHEKiPON編集長(近江八幡市・東近江市)

こんにちは、CHEKiPON編集部のFUJICOです。

今回訪れたのは近江商人ゆかりの地、東近江市五個荘。重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「金堂の町並み」には、白壁や舟板張りの蔵をはじめ、近江商人屋敷がいくつも残り、歴史風情を感じさせます。

6月21日で7周年を迎えた古民家レストラン

その「金堂の町並み」からほど近くにある[湖香 六根 -うかろっこん-]。築180年、入母屋造(いりもやづくり)の近江商人番頭の元別邸を改装した、完全予約制の古民家レストランです。

美術作家・深堀隆介さんにより描かれた金魚のアートが出迎えます
美術作家・深堀隆介さんにより描かれた金魚のアートが出迎えます

「秀明庵」と呼ばれる邸宅には、近江商人の繁栄を感じさせる、優雅で落ち着いた雰囲気がそのままに残ります。

“当時の面影を大切にしたい”という女将の想いから、間取りはそのままに保存改修を重ねているのだそう。

庭を眺められるお席や個室も用意しているから、周囲に気兼ねなく寛ぐことができますよ。

[湖香 六根]という店名とこだわりの料理

六根とは、人間の五感を超えた「第六感」と呼ばれる認識の根幹のこと。湖香(ウカ)という読みは、穀物の神様「ウカノミタマノカミ」からいただいたそう。

写真は、昼のどのコースでも味わえる「近江牛ぬか漬け 出汁茶漬け」
写真は、昼のどのコースでも味わえる「近江牛ぬか漬け 出汁茶漬け」

料理は【昼の部】【夜の部】があり、それぞれ完全予約制のコースとなります。いずれも、近江の旬の食材と伝統の発酵食を組み合わせた逸品ばかり。

コースの最後にいただける「季菓」。野菜もお菓子にしてしまうのだとか
コースの最後にいただける「季菓」。野菜もお菓子にしてしまうのだとか

湖国が誇る豊かな恵みや、地元の生産者さんによって手間ひまかけて育てられた旬の素材を活かしています。

その料理の一つひとつには、“自然の恵みにただそっと手を添えて、六根に染み渡る美味しい時間を提供できれば…”という、料理長(代表)の想いが込められているとか。

特別な日やおもてなしにもぴったりです。

築150年の日本家屋で宿泊も

さらに[湖香 六根]から徒歩10分程度の場所にひっそりと佇む日本家屋「壽星丸 -じゅせいまる-」では、宿泊が可能。緑の美しい贅沢な空間でとっておきのひとときが過ごせます。

今回は特別に、室内を拝見させていただきました…素敵すぎる…

洗練された和モダンな雰囲気のなかで、[湖香 六根]が用意するとっておきのお料理を楽しみ、さらに宿泊までできる一棟貸しのスタイルです。

リビングスペースのすぐ横には、ダイニングキッチンもあり、宿泊者は自由に使用できます。開放感抜群のリビングからは、豊かな緑の庭園を眺めることができますよ。利用は2名〜最大6名。利用料金の詳細はこちら

お風呂からも美しい緑が感じられ、ゆったりほっこりと疲れを癒すことができそうです。古民家の美しさを残しつつ、現代の人も快適な空間になっているのが嬉しいですよね。

さらには、元々「蔵」だった場所を読書スペースに。モダンなインテリアで統一していました。数ある和室とは別に階段の上にも畳スペースがあるので、いくつかの部屋に分かれて利用することも可能です。

東近江市五個荘でこんな優雅な時間を過ごせるなんて…取材であることを忘れて、本当に感動しましたー。感謝。

湖香 六根
0748-43-0642
東近江市五個荘川並町713
11:30〜15:00、17:00〜
火・水曜休 Pあり
※昼夜ともに完全予約制
HP/uka-rokkon.com
Instagram/@uka6kon

CHEKiPON編集長(近江八幡市・東近江市)

CHEKiPON(チェキポン)編集&ライター。西の湖の畔に住み、珈琲と日本酒を愛する仕事人間です。歴史情緒あふれる八幡堀周辺、ヴォーリズ建築、古民家カフェなどが点在する近江八幡。おしゃれで美味しいグルメスポットが豊富な東近江。ほか、湖東の魅力をたくさんの人に届けたいですー。

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