「古橋亨梧選手がトッテナムに移籍」はデマ。ロマーノ記者のなりすましアカウントを本物と誤認か
スコットランド1部セルティックに所属している古橋亨梧選手が、イングランド1部トッテナムに移籍するとの報道が6月23日に流れましたが、これは誤報です。
なりすましによる「古橋亨梧のトッテナム移籍」を複数メディアが伝えてしまう
問題のニュースは6月23日午前、サッカーメディア『FOOTBALL ZONE』が「古橋亨梧、トッテナム移籍へ個人合意か 3年契約&年俸4億超…海外記者が指摘「最終合意を待つ」」とのタイトルで報じたものです(現在は非公開済み)。
内容は「移籍に詳しいイタリアのファブリツィオ・ロマーノ記者が、古橋選手とトッテナムが年俸4億5千万円の個人条件で合意したことをTwitterで明かした」というものでした。
この報道を受けて記事を提供されているYahoo!ニュースがトピックスに取り上げたり(現在は削除済み)、別のメディア『サッカーダイジェスト』が後追い報道をしたり(同じく現在は削除済み)とニュースが拡散されましたが、情報元とされているロマーノ記者の投稿はなりすましアカウントによるものでした。
本物のアカウントでは古橋亨梧選手への言及なし
デマを投稿したロマーノ記者のなりすましアカウントは本物と比較してIDに「i」が一文字多いほか、「Romano」のつづりにも誤りがあり、フォロワー数も500程度(記事執筆時点)と低いため、注意してみれば見分けがつくものですが十分な確認がされなかったようです。
なお、念のため本物のロマーノ記者の投稿を確認してみましたが、古橋選手に言及する投稿は直近では見当たりませんでした。
フェイクニュースに騙されないよう、注意してください。