5月は草花が生き生きとする季節。今月は母の日もありましたが、みなさんは最近お花を楽しんでいますか？

今回は、ギフトはもちろん、日々の生活の中にこそ楽しめるお花をコンセプトとしている「ゆたか Flower Of Life」というお店をご紹介します。

お店は小田原駅東口から約10分の本町2丁目にあります。通りからは少し奥まった場所ではありますが、黄色い外観が目印です。昨年の9月にオープンしたお花屋さんです。

この日はもうすぐ母の日とあって、ギフト用のお花をお願いしに伺いました。

お店の中に入ると、すぐに高い天井にある草花の装飾に目が行きます。
古民家ならではのむきだしの木の天井が、緑と調和して温もりを感じます。外装・内装共にDIYでリノベーションされたのだそうです。

さらに、生けられている花瓶には色とりどりのお花があり、高揚感を高めてくれます。

早速、母の日のお花をお願いしたい旨を伝えました。特別希望はなかったのですが、母の住まいや出身地などお話していきながら「なんとなくイメージできます」とおっしゃっていただき、お任せすることになりました。

店主の髙橋さんは、こちらのお店を始める前までは、大手生花店に25年以上勤めていたフローリストだったとのこと。ホテルでのウェディングに携わっていた期間も長かったようです。やはり最初からなかなか装飾やお花のイメージができている人は少ないようで、こういったヒアリングをとても大切にされているのだそうです。

さらにこちらのお店の特徴としては、お花の来店型のサブスクがあるという点。
月6回（2,750円/月）・11回（3,850円/月）・28回（6,050円/月）の3つのコースがあり、その回数分来店し、こちらの箱の中から毎回1瓶分の切り花を選ぶことができます。

サブスクのお客さんの中には、健康のためにお店まで歩くことをもう一つの目的としていたり、親子で来店しては毎回お子さんがお花を選んでいるという方もいるのだそう。このように日々の生活の中でこそお花を楽しんでほしいというのが、髙橋さんの願いでもあるのだとか。

また、空間装飾も得意とする髙橋さん。店内の装飾も、来たお客さんにこの空間自体を楽しんでほしいと考えられてのこと。

学生時代にはデザインを学んでいた髙橋さん。個人のお客さんだけではなく、お店を持つ方からも店舗装飾などの依頼を受けることが多いのだそうです。実際に以前ご紹介したVAGABONDさんの店舗装飾も手がけられています。

販売しているお花は、季節感を感じられるものを中心に取り寄せているのだそう。中にはご自身のお庭から持っていらしたという小田原ならではのみかんの花や、ライラックなども置かれていました。

ふとした時にお花に癒されたり、お花を見ることで季節が感じられるのは、日々の生活をゆたかにしてくれますね。

ぜひ季節のお花を探しに、そしてお店空間を楽しみにいらしてみてくださいね！