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もうすぐ春休み!子どもに食事の準備を手伝ってもらうためにやっておきたいキッチン収納の工夫3選

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

もうすぐ春休み、といっても大人は通常通りなので子どもに食事の支度など自分でできることをしてもらいたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし「手伝って」と言うだけでは子どもは動いてくれません。ある程度子どもが手伝いやすくする準備をしておく必要があるのです。

そこで今日は子どもに食事の準備を手伝ってもらうためにやっておきたいキッチン収納の工夫を3つだけ紹介します。

その1.ごはんのお供はひとまとめ

我が家の朝のキッチンは味噌汁を作る主人、弁当を作る私、そして朝ごはんを食べる子どもたちでごった返します。

そこで食事の準備を子どもでもできるようにするために「ごはんセット」というものが活躍しています。

ごはんセットというのは、納豆、ふりかけ、漬物、のり、梅干しなど白ごはんのお供となる食品をまとめてプラスチックカゴに入れているものです。

朝、子どもが飲むサプリメントも一緒に入っています
朝、子どもが飲むサプリメントも一緒に入っています

そして、このご飯セットは、プラスチックのカゴごと、冷蔵庫に収納します。

朝ごはんの時間になればこのごはんセットを冷蔵庫から出し食卓に置くだけ。

家族全員の朝ごはんが終われば、また食品をカゴにしまい、冷蔵庫へ戻すだけなので、子どもでも簡単にできます。

食品の種類や、保管の適温を考えると収納場所は食品によって違いますが、食事の準備を子どもに手伝ってもらうことが目的なので収納場所が同じ方がよいのです。

我が家では、ごはんセットがあるおかげで朝ごはんに限らず、子どもがおにぎりを作ったり、小腹が減った時などに、勝手に「ご飯セット」を食卓に持ってきて、自分たちで準備をし食べていることもあります。

その2.普段使いの食器は子どもが手の届く所へ

普段使う食器や子どもがお茶を飲むコップなどは、危険がない程度に子どもの手の届く場所に収納しましょう。

食器はすべて同じところに収納しないといけないというルールはありません。

我が家の腰より下の引き出しに入れている子ども用食器
我が家の腰より下の引き出しに入れている子ども用食器

「子どもが自分で準備しやすくする」ことを目的に、子どもに「どこにしまったら自分で出し入れしやすい?」と聞いて一緒に収納場所を考えると、子どもが食事の準備を自分ごとに考えるきっかけになります。

その3.フォークやスプーン、いつもの場所には家族の分のみ

食事の支度のたびにフォークやスプーン、箸などを家族分そろえるために、数えながら取り出していないでしょうか。

このめんどうな作業も、フォークやスプーンが家族の分だけしか収納していなかったらどうでしょうか。

迷わずさっと子どもでも簡単に取り出すことができます。

もちろんお客様用なども所有していてもよいですが、子どもに普段使い用とお客様用の違いはわかりません。普段使いされたくないモノは別場所に収納しましょう。

迷わずすぐ取り出せる仕組みにしておくことで、別の手伝いにつながりやすいです。

また、たくさんの数のスプーンなどをまんべんなく使っていたら、どれも中途半端に使い買い替えのチャンスがわかりませんが、少数精鋭だと使う頻度も洗う頻度も高いため劣化がわかりやすいです。

私は劣化を感じたらまとめて気持ちよく買い替えています。

スプーンの数を家族の人数分に合わせ一気に減らさなくてもよいですが、子どもが準備をしやすくするために、まずは実験でプラス2本くらいにし、種類別に収納してみてはいかがでしょうか?

「手伝って」という言葉だけでは子どもは動きません。まずは、子どもが迷いなく簡単にできる環境を整えておくことで、子どもが自分でしてくれるだけではなく、大人も取り出しやすくなるなどの効果を感じることができます。

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★藤原友子★
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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