"名古屋めし"に注目が集まりがちな愛知県ですが、実は名古屋以外でも、個性的かつ絶品ローカルフードが数多く存在します。その代表の一つが、知立に本店を構える藤田屋さんの「大あんまき」です。

なんと近鉄名古屋駅と名鉄百貨店にお店を構えており、名古屋市内でも購入できるのはご存じでしょうか。

そんな「大あんまき」の起源は江戸時代。かつて東海道の要所であった知立には、当時、広大な田畑が広がっており、小麦作りが盛んでした。

その小麦を効果的に消費しようと考案されたのが、同じく畑で取れる小豆を塩あんにして、大きく伸ばした生地の中へ挟む食べ方です。

安価ながら食べ応えが抜群で、もちもちの生地と素朴な甘さの餡子の組み合わせは、東海道を往来する旅人や知立神社の参拝客にとても好まれます。

彼らの口コミから「大あんまき」は、瞬く間に三河地区を代表するローカルフードの地位を確立しました。そんな歴史あるグルメを、今でも都会で手軽に購入できるのは素晴らしいですね！

定番のラインナップはあずき、白あんに加えて、チーズ、カスタードの4種類。

あずきは、つぶつぶとした食感が特徴的で豊かな甘さと、モチモチ生地のマッチングが病みつきになる美味しさ。一方で、白あんは少しあっさりとして、滑らかな舌触りが特徴的。どちらも絶品かつ税込210円と安価なので、両方購入したいですね。

期間の餡が登場することもあるので要チェックです。また各あんまきのレビューは詳細にレポートしたいと思いますので、乞うご期待！