Yahoo!ニュース

オートバイのあれこれ『ビギナーは乗りやすいバイクを選ぶべき?』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今日は『ビギナーは乗りやすいバイクを選ぶべき?』をテーマにお送りします。

バイク歴が15年ほどになり、ライダーとしての経験値もそこそこ貯まってきた私。

オートバイに関する記事もこうやって書いたりしていますから、たまにバイクビギナーの方からバイクに関することを質問されたりします。

今回は、とくにビギナーの方からよく聞かれること「最初のバイクは乗りやすいモデルがいいの?」ということについて書いてみようと思います。

▲私が初めて所有した大型車のGPZ900R。重かったが、所有満足感は格別だった
▲私が初めて所有した大型車のGPZ900R。重かったが、所有満足感は格別だった

私なりの回答を先に言うと、「乗りやすいかどうかには囚われなくていい」です。

乗りやすいかどうかより、やはり直感的にビビッ!ときたバイク、「コレに乗りたい!」と思ったバイクに乗るべきだというのが、私の考えになります。

よほど昔のモデルや、原型をとどめないほどのカスタムが施されている中古車は別ですが、そもそも一般的なバイクショップで売られているバイクで「乗りにくい」モデルというのはほとんど無いように思います。

もちろん、ハンドリング(操縦性)にクセがあるバイクもあるにはありますが、たいていは“慣れ”でどうにかなる範疇ですし、多少扱いが難しかったとしても、自分が心底「乗りたい!」と思ったバイクなのであれば、愛の力(!)で克服できるのではないでしょうか。

多少の難しさも、克服してしまえばそれがあなたの“スタンダード”になります。

だから、“乗りやすさ”に対して過敏になる必要は無いのです!

▲NSR250Rも乗車姿勢が窮屈だったが、それをチャラにする魅力があった
▲NSR250Rも乗車姿勢が窮屈だったが、それをチャラにする魅力があった

せっかくの趣味・日常の癒しなのですから、やはり“好きな”バイクに乗るべきです。

好きなバイクが大きくて重いんです…→慣れます

好きなバイクが前傾のきつい乗車姿勢なんです…→慣れます

好きなバイクがハイパワーなんです…→「ハイパワー」ということを自覚しているのなら慎重に乗るはずなのでむしろ安全

教習所で課題をクリアし、正式に二輪免許を持っているのですから、もっと楽観的でいいと思いますね。

ただ、注意したいこともあり、好きなバイクが旧車だったりマイナーな車種の場合、維持するのに必要なパーツが手に入るかどうかや修理できるかどうか(=修理してくれる人的繋がりがあるか)は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

「買ったはいいものの、故障すると修理できない…」というのはなんとも惜しいですからね。

維持管理がきちんとできる目処さえつけば、好きなバイクでバイクライフを始めましょう!

▲難しく考えず、ビビッときたバイクに乗ろう!
▲難しく考えず、ビビッときたバイクに乗ろう!

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

Rotti.の最近の記事