ノート(64) 受け取った起訴状の謄本を見て思ったこと
~達観編(14)
勾留23日目
起訴3日目にして
「裁判所から書類が届いているから、確認してくれるか」
自殺防止房で検察側に開示を求める証拠のリストを作成していたところ、刑務官にそう声をかけられた。監視窓の下の小窓から1枚の書類を受け取って見てみると、待ちに待った起訴状の謄本だった。
起訴は3日前だったが、「体育の日」で祝日であり、裁判所から拘置所への発送手続が翌日回しとなったため、拘置所への到着がこの日になったものと思われた。
起訴状を見たことがある方はまずいないだろうと思われるので、参考までに以下に添付し、一つ一つ説明しておこう(原本はA4サイズ)。起訴状は法令や長年の実務で固定化された様式があり、実にシンプルなものだが、それでも様々な情報を読み取ることができる。
この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2017年9月
税込1,100円(記事3本)
2017年9月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。