【心当たりはありませんか?】部屋が散らかってしまう人には完璧主義者が多い【5つの〝ねばならない〟】
部屋が散らかってしまう人や片付けられない人には完璧主義の人が多いと聞きます。
実際にそうだなと思うこともよくあります。
全ての人がそうではないかもしれませんが、完璧主義の人にありがちな傾向を述べます。
完璧主義者は高い目標を持つ
完璧主義者は、過度に高い目標を持ち、自分に厳しい評価を下すといった考え方をする場合が多いそうです。
まじめで几帳面な方に完璧主義者が多いとも言われております。
5つの「ねばならない」が片付けの邪魔をする
完璧であらねばと考え、何事にも100%を目指します。100%目指すこと自体は問題ないのですが、100%でなければ意味がないと思ってしまうので、100%できないならゼロになってしまうことがあります。
片付けにおける具体的な例としては、
1.正しい片付け方せねばならない
2.家の中全てを片付けなければならない
3.不要な物は必ず全て捨てなければならない
4.「完成」した状態にせねばならない
5.たっぷり時間を確保してから取り掛からなければならない
などがあります。
1.正しい片付け方をせねばならない
片付ける前に片付け本を片っ端から買い込んで、「正しい片付け方」を知ろうとします。
「正しい片付け」よりも「自分に合った片付け」を見つけるほうが良いのですが、権威だったり情報などに重きをおいてしまいがちのようです。
さらに、片付け本を熟読して全て理解してからじゃないと、片付けに取り掛かってはいけないと思い込みやすい傾向もあります。
2.家の中全てを片付けなければならない
一度、片付けに取りかったら家の中全てを完璧に片付けなければならないと思いがちです。
全てを完璧にしなければと思い込むことで、片付けへのハードルはどんどん高くなってしまいます。
時間がない、気力がないなどの理由で「完璧に」できない時は、全くやらない「ゼロ」を選んでしまいます。
3.不要な物は必ず全て捨てらなければならない
これも謎の思い込みなのですが、「捨てられない自分=ダメな自分」と思ってしまう場合も多いです。
誰でも自分のことをダメとは思いたくないものです。完璧主義者ならなおさらです。ダメな人間と思いたくないので、捨てるか捨てないかの判断から目を背けてしまいます。
4.「完成」した状態にせねばならない
一度の片付けで「完成」を目指してしまいます。足りなかったり揃わなかったりすると「失敗」を感じてしまいます。
そこで起こりやすいのが、先に収納グッズを揃えてしまうことです。足りないと失敗を感じますが、余ることには特に何も感じないという場合もあります。
5.たっぷり時間を確保してから取り掛からなければならない
1~4を総合すると、何週間にも渡る長期休暇でも取らないと片付けには取り掛かれそうにありません。
「時間がなくて・・」「忙して・・」が口グセになっている人は要注意です。
結果の完璧主義よりもプロセスの完璧主義を
完璧主義は考え方なので、長年染みついた思考のクセを変えることはすぐにはできないかもしれません。
それならば、完璧主義のポイントをちょっとずらしてみてはいかがでしょうか?
結果よりプロセス。
目標の立て方やスケジュール等の段取りなど、準備の部分に完璧を目指すのはおすすめです。
また、「片付け」という大きな取り組みの結果は少し先の出来事です。それよりも今の目の前の現状を細分化して確実に取り組むことも重要です。
目の前の現状を細分化して取り組むというのは、「床に置きっぱなしのハサミを定位置に戻す」というような細かいアクションです。
「ハサミ」に対して完璧な片付けをしているということになります。
完璧主義は、まじめで自分に厳しい人ほどなりやすいと言われております。
「ねばならない」をゆるめて、目指す完璧の矛先を変えると新しい発見があるかもしれません。